ワーホリ保険 海外旅行保険

【解説】ワーホリ保険は必要?加入しないことのリスクとは

悩み

今回は、ワーキングホリデーで渡航するにあたりワーホリ保険(海外旅行保険)に入らないとどうなるか?という点について保険のプロの視点から解説させていただきます。オーストラリアやカナダ、アイルランド、韓国、台湾など、物価水準が決して安いとは言えない地域への渡航を検討する際、どうしても考えてしまうのがワーホリ全体でかかる費用が上がってしまい、語学学校に通う費用などを考えると保険にかかる費用を削減したいなということ。この記事では、ワーキングホリデーの滞在スタイルの特徴・ワーキングホリデーだから発生しうるリスク、ワーホリ保険の内容の解説〜費用削減のポイントまでをまとめました。是非ワーキングホリデー保険の検討にお役立てください。

ココがポイント

  1. ワーホリ保険に加入せず渡航し、1,000万円以上の治療費請求を受けた事例もあります。事前にどんなリスクがあるかを確認しておきましょう。
  2. クレジットカードの付帯保険で渡航するリスクについても確認しておきましょう。
  3. ワーホリ保険は、補償内容を渡航条件やご自身の体調に合わせてカスタマイズすることで保険料を抑えられます。

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ワーホリ保険の補償内容

補償項目 解説
1.傷害死亡 けが、不慮の事故で亡くなった場合に定額で補償
1.傷害後遺障害 けが、不慮の事故で後遺障害が残った場合に等級により支払う保険金枠
1.傷害治療費+疾病治療費+救援者費用 現地での怪我、病気の治療費、治療に伴う帰国や他国への移送費用、遺体の輸送費、被保険者が死亡・入院した場合にご家族が駆け付ける費用
1.疾病死亡 病気で亡くなった場合に定額で補償
1.歯科治療 現地で歯科治療を受けた際治療費が支払われる補償
2.賠償責任保険 海外での日常生活で他人にけがをさせたり他人のものを壊したりして損害を与え損害賠償責任を負ったときの補償
2.携行品、生活動産 持参物等の盗難、破損、火災等での損害補償、生活用動産はそれに加え居住中の家財も補償対象
3.航空機寄託手荷物遅延 飛行機に搭乗し手荷物が届かなかった時に購入した生活必需品の費用の補償
3.航空機遅延 飛行機が遅延した際にかかった宿泊費や交通費の補償
4.緊急一時帰国費用 家族が死亡・危篤状態になった場合や登場する飛行機が行方不明の場合に急遽帰国しないといけない場合の交通費や滞在費が補償される
4.弁護士費用 損害賠償請求する際の費用、弁護士への相談費用の補償

では実際にワーホリ保険に加入した場合にはどのような補償内容が受けられるのかというと、怪我や病気に関する治療費用や救援者費用などの一般的な海外旅行保険で補償されているものは当然含まれています。

また相手に怪我をさせたりアパートの失火責任により家主から損害賠償を請求された場合など加入者に非がある場合に利用できる「個人賠償責任」、盗難などの被害に遭遇した場合に利用できる「生活用動産」など長期滞在が必要となるワーホリ生活の中で起きる可能性のある多種多様なトラブルも補償してもらえるところがワーホリ保険の特徴のひとつです。さらに「航空機寄託手荷物遅延費用」や「航空機遅延費用」、「旅行事故緊急費用」などの航空機に関連する補償、何らかの理由で一時的に帰国しなければいけなくなった場合の「緊急一時帰国費用」などの補償もあります。

このようにただの海外旅行ではなく長期滞在が必要なワーキングホリデーだからこそ必要な補償が充実している点や、補償されている内容が幅広い点がワーホリ保険の大きな魅力だと言えるのです。また補償内容に関してはすべて日本語で対応してもらえるので、語学に自信がない人や勉強中の人でも安心して補償を利用できるようになっています。

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ワーキングホリデー渡航する方の滞在スタイル

ワーキングホリデーで海外滞在する方は、働く・学ぶ・旅するなど滞在期間中にどんなことをするかを計画されている方が多いかと思います。ワーキングホリデービザは働くことができるビザですので、特に現地で就労を計画されている方は多いのではないでしょうか。2015年に調査されたワーキングホリデーの職業人気ランキングによると、カフェ店員、レストラン、ファームなどの職業が上位を占めています。現地で働いている途中で怪我をしたり、ぎっくり腰になったりと就労時の事故・怪我の場合のために、現地の求職先の職場から保険の加入有無を問われる場合があります

2015年ワーキングホリデー人気職業ランキング

順位 職業 割合
1位 カフェ店員 62.5%
2位 日本食以外のレストラン店員 40.4%
3位 ファーム(牧場) 37.5%
4位 ツアーガイド 33.7%
5位 オフィスワーク 31.8%
6位 日本語教師 27.9%
7位 日本食レストラン 21.2%
8位 ベビーシッター 21.2%
9位 スポーツインストラクター 20.2%
10位 その他 11.5%

出典:一般社団法人海外留学協議会(JAOS)

ワーホリ保険に加入するメリット

ワーホリ保険に加入するメリットは、大きく分けて2つあります。

補償内容が網羅的に充実している

海外渡航中に不慮の事故などで多額の出費が生じる可能性を網羅的に洗い出し、補償内容に盛り込まれています。海外での通院の場合や死亡してしまった際に補償される医療系の補償、海外に持って行った物を盗まれた場合や壊してしまった場合に補償される物の補償、飛行機の遅延や手荷物の到着遅延(ロストバゲージ)の場合に補償されるような航空系の補償に大きく分けられます。ワーホリ保険に加入していけば、現地で不慮の高額支払いの可能性を大きく下げることが可能です。

付帯されているサービス内容が充実している

キャッシュレスメディカルサービス

キャッシュレスサービスとは、現地で病院に行く場合などに治療費の支払いをその場でする必要がないサービスです。治療費は、保険会社から病院に支払われるため急な入院などの場合数百万円の支払いになる場合がありますが、ワーホリ保険だと支払いが不要となります。

医療通訳サポート

医療通訳とは、病院に行く際に日本人医師のいない病院へ行く場合に、医療通訳が出張してくれたり電話で医師とコミュニケーションを図ってくれるサービスです。英語や中国語などが堪能だとしても、医療言語までは話せないといったケースに非常に役立ちます。

その他対面サポート

保険会社によっては、現地で対面でサポートをしてくれるヘルプデスクを保有している会社があります。こちらは、保険のことだけではなくパスポートの紛失や賃貸の部屋探しなど現地の生活サポートを実施してくれるため、渡航経験のない地域へ行く場合でも安心です。

ワーホリ保険に加入しないことを検討する理由

ワーキングホリデーのトータル費用削減が、最も大きなメリットでしょう。ワーホリ保険は、一般的にインターネット上で探していると20万円前後の商品が多く流通しています1年間の現地滞在費用が200万円〜300万円かかると思うと、少しでも費用を削減したいという気持ちになるのは当然のことかと思います。

ワーホリ保険に加入しないとどうなるのか?

ワーホリ保険に加入していない場合、当初想定していなかったような高額支払いのリスクがあるということが一番のデメリットですが、周囲の方々に迷惑をかけてしまう可能性があることも心にとめておきましょう。自分の身は自分で守れるという想いを持って現地へ行く方もいらっしゃると思いますが、事故や怪我など何かあった場合に保険に加入していないと現地の領事館や語学学校、職場の周囲の方の負担が大きくなります。通常の病院に行くことになると高額すぎて支払いができないとなると、周囲の方がわからないなりに薬を買ってあげたり怪我の治療をしてくれたりすることとなります。実際に、無保険で渡航してどうしようもなくなってしまい、数千万円の支払いをせざるを得なくなった方を見ているため、外務省や領事館からワーホリ保険の加入を推奨されているのは、そういった理由があるためです。

ワーホリ保険の保険料はいくら?

ワーホリ保険は、渡航先、渡航期間、補償内容をどこまでつけるかによっても大きく金額が変わってきますが、うまく条件が合えば  14万円台〜/1年 程度の金額から保険を選ぶことができます。補償内容を充実させたり、保険料がそもそも高い保険会社を選んでしまうと1年間20万円台後半まで金額がかかってしまいますので、保険会社の選び方・補償内容のカスタマイズが重要なポイントとなります。

クレジットカードの付帯保険でワーホリ渡航することは可能?

海外旅行保険にはワーホリ保険を含めて色々な種類があるのですが、海外旅行に必須のアイテムであるクレジットカードにも海外旅行保険が付帯されている場合があります。クレジットカード付帯の保険は一般的な海外旅行保険と同じく怪我や病気での治療費用や救援者費用の補償が受けられるほか、盗難や紛失などのトラブルにも対応してくれているところが特徴です。そのため、ワーホリ保険に入るよりもクレジットカード付帯の保険の方がいいのではないかと考える人もいます。

そこで注意しておきたいのが、補償期間の長さと補償金額です。ワーホリ保険の場合は長期滞在を前提としているため、多くの保険会社が年単位で補償期間を設けています。それに対してクレジットカード付帯の保険の補償期間はおよそ90日とされていて、観光ビザ対象期間と同じ期間で設定されているのです。このためワーホリ先で90日以上滞在してしまうと補償期間が切れてしまうため、何らかのトラブルが起きても補償期間以降は自分たちで対応したり別の保険に加入しなおさなければいけなくなります。補償金額も、あくまで海外旅行を前提として設計されていますので、ゴールドカードを保有しているとしても非常に薄い補償内容となっています。

このような理由でクレジットカード付帯の保険は長期滞在が必要なワーホリには向いていないため、ワーホリのための保険を検討するのであれば長期の補償期間が設けられているものを選ぶのが重要です。

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ワーホリ保険の費用削減する方法

ワーホリ保険の費用を削減するためには、まずは留学エージェントやワーホリのエージェント経由や保険会社直接契約ではなく留学・ワーホリ専門の保険代理店に相談することをおすすめします。上記に記載させていただいた通り、保険会社の選び方と補償内容のカスタマイズが費用を削減するためのポイントになりますので、複数の保険会社と多くのプランを扱っている会社に相談するのが一番いいでしょう。留学エージェントは、1社のみの取り扱いという場合が多いですし、保険会社は直接販売していないプランで、留学・ワーホリ保険の専門代理店のみ取り扱い可能な保険プランなどがあります。留学・ワーホリの取り扱いが多いと、渡航条件や国などによって必要な補償のカスタマイズ提案を実施いただけると思いますのでご相談をおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実際に保険に加入した方でも、現地で歯科治療にいかないといけなくなったけど歯科治療補償をつけていなかったため補償が降りない、物の保険は必要ないと思っていたらスマホの画面を割ってしまって保険適用外だったなど、事前予測することができないケースが海外だと出る場合があります。周囲の友人や先生、公的機関の方々に迷惑をかけないという意味でも、渡航前に保険を検討されることをおすすめします。

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保険Times Magazine編集部

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