詳しく知っておきたい携行品損害補償と生活用動産補償の違いに関して。特に海外への留学やワーキングホリデー、長期滞在を計画されている方は、この両者の違いをしっかり理解しておかなければ、いざというときに後悔することになりかねません。ここでは、いまいちイメージの沸きづらい携行品・生活用動産の違いをクリアにすることで、より安心な海外滞在を実現できる海外旅行保険プランをご紹介したいと思います。
ココがポイント
- 携行品損害と生活用動産の違いは、"身につけているもののみ"なら携行品損害、滞在先に置いているものも含める場合は生活用動産となります。
- それぞれの補償で補償の対象外のものがあります。
- 補償されるのは、元々購入した金額全てが補償されるわけではありません。

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携行品損害補償と生活用動産補償の違い
携行品損害補償と生活用動産補償の違いを端的にいうと、携行品損害とは「旅行中に携行しているもの」(身につけているもの)が補償の対象となります。一方、生活用動産補償とは携行しているものに加えて家の家財道具や生活用品の盗難や破損なども補償内容となります。
事故例 | 携行品損害 | 生活用動産 | コメント |
街を歩いていたら、スマートフォンの盗難に遭ってしまった。 | ◯補償適用 | ◯補償適用 | 携行していたもののため、両方の補償で補償適用 |
滞在中のホテルで火災があり、衣類が燃えてしまった | ◯補償適用 | ◯補償適用 | ホテルに置いてあるものは、たまたまホテルに置いていただけのため、携行品損害でも補償適用 |
現地で住んでいるアパートでパソコンが壊れてしまった。 | ×補償対象外 | ◯補償適用 | 滞在先に置いていたもののため、生活用動産が補償適用 |
シェアハウスで空き巣に遭いカメラの盗難に遭った | ×補償対象外 | ◯補償適用 | 滞在先に置いていたもののため、生活用動産が補償適用 |
携行品損害でも、一時的に滞在している拠点に置いている場合は補償対象となりますので、滞在先施設ごとにも違いを明確にしておきましょう。居住施設に該当される施設に関しては、生活用動産は補償適用となりますが、携行品損害は適用外となります。
宿泊施設(ホテル・寮・ホームステイ) | 居住施設(アパート・シェアハウス) | |
携行品損害 | ◯補償適用 | ×補償対象外 |
生活用動産 | ◯補償適用 | ◯補償適用 |
携行品損害・生活用動産の補償額
携行品損害補償ではカバーしきれない内容を補うのが、この生活用動産補償。そのため、必要な保険料に関しては割高になる傾向があります。
ただし、いずれのプランに関しても補償額が「持ち物一つ当たり10万円~20万円を限度として、その時点での時価または修理費用のいずれか低い額」として規定があるのが一般的です。つまり、生活用動産補償をつけて保険料が上がったからと言って、その限度額も上がるというわけではなく(稀に限度額が上がるプランもありますが)、あくまで補償の範囲が広がるという理解にとどめておいた方が賢明です。
補償される金額の計算方法詳細
以下、ジェイアイ傷害火災保険の補償内容を抜粋したものです。上記で記載させていただいた時価もしくは修理費用のいずれか低い方を採用するという部分の詳細説明となります。
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お支払いする保険金 家財・身の回り品1個(1点または1対)あたり 20 万円(乗車券・航空券等の場合は合計 5 万円)を限度として時価額(同等の物を新たに購入するのに必要な金額から使用による消耗(減価)分を控除して算出した金額)または修繕費(時価額を限度とします。)をお支払いします。 ただし、生活用動産(長期用)保険金額をもって同一年度内に生じた事故による損害に対する支払いの限度とします。
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時価額もしくは携行品の消耗分の計算に関しては、保険会社が実施することとなりますので、所有しているiPhoneやパソコンが盗難や破損した場合にどの程度補償されるかは保険会社次第となります。

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携行品損害・生活用動産の補償対象外の事例
携行品損害・生活用動産補償で、全ての手荷物や所持品が補償の対象となるわけではなく、補償の対象外となるものが存在します。加入時に認識を間違えないように注意しましょう。
□現金・小切手・クレジットカード・定期券・コンタクトレンズ・データやソフトなどの無体物・運動するための用具などは対象外
□故意または重大な過失、自然の消耗、使用に影響がない程度の外観的な損傷
□置き忘れ、紛失
上記のような事例に関しては、補償の対象外となります。
事故例 | 携行品損害/生活用動産の補償対象 |
iPhoneを落としてしまい、画面が割れて壊れてしまった。 | ◯補償適用 |
お店で打ち合わせをしていてパソコンを置き忘れてしまった | ×補償対象外 |
いつも使っていた自転車を紛失してしまった | ×補償対象外 |
生活用動産補償をつけるメリット
短期での海外旅行では携行品損害をつけるだけで十分ですが、長期での渡航や留学に際しては、より生活用動産の重要性が増してくると言うことができます。渡航先でのマンションやアパートでの被害だけでなく、そのままの状態で維持してある日本の自宅に関しても補償対象になる点は大きいです。特に電化製品に関しては、使わないで長い間そのままにして置いてあると、急激に劣化が進み、日本に帰国したときにいざ使おうと思っても全ての電化製品が故障しているという話もよく耳にします。
それ以外に、生活用動産プランをつけるメリットは下記の通り挙げることができます。
- 渡航前に、被保険者がその渡航前に他人から無償で借り入れたものも補償対象になる点
- 渡航先で購入したものであって、被保険者が所有する家財、身の回り品も補償対象になる点
- 予め渡航先の居住施設内にあった家財でも、盗難や破損に際しては補償対象になる点
生活用動産補償の盲点
一方で、一般的な留学保険には付帯されていないこの生活用動産プランを付けることは、すなわち保険料のアップを覚悟しておかなければならないことを意味します。万が一のことを考えた上で手厚い補償を受けたいという気持ちはわかりますが、決して使用頻度が高いとは言えない他の補償を削るなどして、量よりも質を求めた長期保険のカスタマイズをする必要性もあるように思われます。
そしてもう一つ、生活用動産補償の盲点としては、現地でプランの変更が出来ない点が挙げられます。例えば携行品損害プランのみ含まれた留学保険に加入した上で海外留学を実施した際、最初は安心のためにホテルやゲストハウスでの滞在でしたが、途中から生活費の節約のため、アパートやマンションに引っ越しをすることになった場合。前者での盗難や被害は加入している携行品損害の補償対象になりますが、後者の場合は、対象になりません。だからといってでは現地で、生活用動産プランに追加加入するということは出来ないのが一般的です。
特に生活用動産補償を付帯することを検討されている方は、支払う保険料や補償範囲の広さだけでなく、渡航先での長期的な生活スタイルなども含めて総合的に判断することをお勧めします。

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