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【ロストバゲージ保険】航空機手荷物遅延補償の内容を解説

ロストバゲージ保険航空機手荷物遅延補償

何か月も前から有給を申請してお金を貯め、ようやく実現した海外旅行で、今回は複数の都市を周遊するため、最初の都市から次の移動先都市へ飛行機で移動すると「私のスーツケースが無い……」ということも、少なくありません。

せっかくの海外旅行の機会にこんなトラブルに遭うなんて、想定外でしょう。

海外旅行は年々手軽になり、ガイド付のパッケージツアーに申し込むのではなく個人手配での海外渡航者数は年々増えています。

しかし、個人で海外旅行へ行く場合、「予期せぬトラブル」もつきものです。

今回は、海外旅行でよくあるトラブルの1つ「空港でのロストバゲージ」について、対処方法と海外旅行保険の補償範囲について解説します。

ロストバゲージ保険の3つのポイント

・ロストバゲージの発生頻度は意外に高く、1フライト平均約1件発生
・航空機手荷物遅延補償(ロストバゲージ保険)は、クレジットカード付帯のものと保険会社の海外旅行保険で一部違いも。クレカ付帯の方が補償内容や適用条件が悪い場合があります
・実際にロストバゲージに遭遇してしまった場合は、まずは保険会社に連絡をしましょう。その後備品購入などを実施します。

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目次

ロストバゲージの発生頻度

Baggage Report2022によると、2021年の航空各社による預け荷物などが到着地空港に旅客とともに到着しないなどの荷物取扱ミスの発生率は、旅客1,000人当たりで荷物4.35個となりました。

こちら、旅客1,000人あたり4.35個なので、発生頻度は高くないと考える方もいらっしゃるかと思いますが、1フライトで搭乗している人数が200人とすると1フライトで約1件以上発生していることになります。

海外に頻繁に渡航する方、海外の格安航空会社に頻繁に搭乗する方は一度くらいは遭遇していてもおかしくない頻度です。

海外旅行でロストバゲージが起こる原因

ロストバゲージとは、飛行機の移動時に出発地の空港のチェックインカウンターで航空会社に預けた荷物が、自分の到着した空港で「何かしらの理由で受け取れない状態」のことを指します。

ロストバゲージが起こる原因は以下となります。

・荷物がきちんと搭乗した該当フライトに積まれていなかった
・空港の地上職員が違うフライト方面に荷物を送ってしまった
・荷物が出発地または到着地の空港で何らかの理由により紛失された

荷物がきちんと搭乗した該当フライトに積まれていなかった

荷物がきちんと登場した該当フライトに積まれていなかったとは、要するに「搭乗者と荷物がバラバラになってしまった」ということです。

原因としては考えられることは、下記の2点です。

  1. 荷物が該当フライトの貨物スペースまで荷物が間に合わなかった
  2. 地上職員の積み忘れ

 空港の地上職員が違う方面に荷物を送ってしまった

空港の地上職員が間違えて、他の方面向きのフライトに荷物を送ってしまうミスが起こる原因は、以下3点です。

  1. 航空会社のチェックインカウンターの職員が荷物の仕向地タグを間違えて貼り付けた
  2. 飛行機に荷物を積む担当職員が荷物の仕向地を間違えて荷物が積まれた
  3. 荷物に張ったタグが剥がれてしまい、荷物の仕向地がわからなくなった

荷物が出発地または到着地の空港で紛失された

これは非常に稀なケースですが、荷物タグの張り間違え、タグがはがれたなどのトラブルにより、航空会社側で荷物の状況が把握できない事があります。

この場合は、すぐに荷物がいつ手元に届くかわからないので海外渡航スケジュールにも大きく影響が出る可能性があります

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ロストバケージは海外旅行保険で補償できる?

大切な海外旅行の最中にこのようなトラブルに遭ってしまった場合、日本で事前に加入していた海外旅行保険の「航空機寄託手荷物遅延補償」が活用可能です。

これから、海外旅行保険の加入をご検討の方、または空港の旅行保険カウンタ―で即加入しようとご検討の方は、以下の該当項目の補償内容を保険会社に詳細を確認しましょう。

また、クレジットカードにもロストバゲージ保険が付帯されているケースがありますが、保険会社が提供している海外旅行保険に比べて適用条件が厳しく補償金額も少ないケースが多いですので、事前に補償内容をよく確認しましょう。

航空機寄託手荷物遅延補償

搭乗時に航空会社に預けた荷物が6時間を超えて遅延する・紛失した場合に、衣類や日用品を購入した場合に航空機寄託手荷物遅延補償の対象となります。

購入する物品の内容としては、目的地への到着後、96時間以内に購入した衣類(下着、寝間着など必要不可欠な衣類にかぎります。)、生活必需品(洗面用具、かみそり、くし等をいいます。)、身の回り品(購入した衣類や生活必需品を持ち運ぶためのかばんなどをいいます。)の費用などを、1回の事故につき10万円を限度として保険金が支払われます。

加入している保険会社によって、適用条件などが異なる場合がありますので、実際にロストバゲージに遭遇した場合はまず保険会社のコールセンターへ電話して加入している補償内容を確認しましょう。

航空機寄託手荷物遅延補償が適用されない場合

補償対象外

・自身の過失で荷物を紛失した場合(機内持ち込みの物は対象外)
・故意による紛失が発覚した場合
・天災による航空機のトラブルの場合

補償はあくまで「身の回り品」だけを保障してくれるためのもので、荷物の中身すべてを保障してくれるわけではありませんので注意しましょう。

携行品損害補償特約

航空会社の荷物遅延以外にこのケースのよくあるトラブルとして、最終的に荷物が手元に戻ってきたが、受領したときにスーツケースが壊れていたということもよくあります。

この場合も上記の特約を付けていた場合、壊れたスーツケース分に関し保険会社より補償されます。

この場合、日本に持っていったスーツケースがいくらぐらいの物だったかを証明しなければならないので、購入した際のスーツケースのレシート、またはバッグのメーカーなどに予め出発前にスーツケースの見積書などを取得しておくとスムーズです。

海外旅行先の空港でロストバゲージが起こった場合の対処法

航空機

では、実際に渡航先で「ロストバゲージ」が起こってしまった場合、どのような対応策を取るのが最善の策なのでしょうか。

フライト後、到着地の都市のターンテーブルで荷物が出てこなかった場合は、まずは慌てず騒がず、下記の手順で荷物の捜索を進めてください。

  • 荷物レーン付近の地上職員へ即座に荷物の事を尋ねてみる
  • 空港到着ロビー、ゲートの「Lost&Found」カウンタ―に行って荷物の捜索を依頼

荷物ターンテーブル付近の地上職員へ即座に尋ねてみる

到着地の空港のスーツケースがクルクル回っている「ターンテーブル」は、世界各国どこでも「到着税関検査」の前に位置しています。

通常は、自分が預けた荷物と一緒に税関検査を受けてから到着ロビーに出る流れになりますが、このように荷物が何らかのトラブルで出てこない場合は、ターンテーブル付近の地上職員が荷物がどうなったのか事情を知っている可能性が高いです。

到着してすぐに荷物がターンテーブルから出てこない=ロストバゲージとは決めつけず、「空港に荷物は着いてるけど、飛行機から積み降ろしに時間がかかっているだけ」という可能性も多々あります。

またその旨を地上職員がアナウンスしていても、英語や他の現地語だと何が起こったのかすぐ把握できない事もあるでしょう。

荷物が出てこないからとすぐ諦めず、まずは、ターンテーブル付近の職員を捕まえて、出発地で荷物を預けた際の控えの札(タグ)をその職員に見せて、搭乗した便名を伝えましょう。

地上職員なら、何を聞かれているかわかるはずです。

空港到着地の「Lost&Found」カウンタ―に行って荷物の捜索を依頼

「Lost&Found」とは、空港内で荷物が見つからない、紛失した場合に荷物がどこにあるのか状況を確認してくれる空港の荷物捜索カウンタ―です。

主に、搭乗時に預かった荷物の捜索のみの業務を行ってくれるところですが、地域によっては単なる空港内で「忘れ物・落とし物」の届け出を預かるカウンタ―を兼ねている場合があります。

到着する国や都市により設置場所は異なりますので、注意が必要です。

①税関検査前の荷物レーンの横にある場合
②税関検査後の到着ロビーにある場合
③①②両方にある場合

地上職員が荷物の状況を把握していない場合、「Lost&Foundロスト&ファウンド」カウンタ―へ行って、お荷物の件を相談してください、と案内があります。

出発地の荷物を預けた時にもらった荷物の札(タグ)を持って、このカウンターへ行き荷物の捜索を依頼しましょう。

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荷物がいつ手元に戻るかで、対応を考える

「Lost&Found」で荷物の捜索結果を踏まえ、どのように対処するのが良いでしょうか。

  1. 荷物が搭乗した該当フライトに積まれておらず、後から荷物が来る場合
  2. 空港の地上職員が間違えて、他の方面向きのフライトに貴方様の荷物を送ってしまった。

このケースは1の場合は、単純に荷物がきっちり空港で飛行機に積まれていなかった事で起こり得ます。

大方の場合、出発地から到着地向けの次の便で荷物が届くことがほとんどです。

また、2の場合も荷物を追跡して、荷物がどこにあるか所在がわかった場合は、以下の対処方法と同じになります。

当該フライトが現地国の国内移動などで1~2時間のフライト距離の場合

当該フライト区間の便数がかなり飛んでいる場合、次の便がすぐ来る事がほとんどですので、その日到着地で予定していた予定を変更できる、または特に急いでいない場合は、荷物が届くまで空港で待機している方が無難です。

航空会社はホテルまで荷物を届けてくれるなどと案内はしてくれますが、こういった場合は自分で確実に荷物を受け取ることを優先した方が良いので、待機する方法をおすすめします。

当該フライトの次の便の到着まで時間がかかるまたは翌日以降になる場合

預けた荷物が特に貴重品や日用品が入っていない場合は、この荷物のためにわざわざ空港で荷物を待つ必要はありませんが、特にその日急ぎの予定がなく、荷物が心配な場合は空港で荷物の到着を待たれても良いでしょう。

また、翌日以降になる場合は、自分の滞在先の連絡先をカウンタ―に伝え、滞在先のホテルに荷物を届けてもらう方が賢明といえます。(この場合、ホテルと携帯がある場合は携帯と両方伝えておきましょう)

現地で生活する上で日用品の購入などが必要になる場合は、航空機手荷物遅延補償の補償対象となります。

海外旅行保険のロストバゲージ補償の請求方法

ロストバゲージが発生した場合、加入している海外旅行保険に保険金請求を実施することになりますが、その前に航空会社から補償がされることもあります。

大手航空会社だと補償が手厚く、LCCなどでは補償がほとんどされないといった事例もありますので、航空会社の対応次第となってしまいます。

保険会社に電話で確認する

ロストバゲージが発覚した場合、海外旅行保険の加入先のコールセンターに問い合わせを実施しましょう。

加入している保険会社によって補償条件が異なる場合もありますので、電話で確認すると良いです。

証明書となるレシートや領収書をもらう

荷物が6時間以内に届けば保険適用外となるため、保険適用になると思って購入した備品が適用外になってしまうケースはありますので、状況を見ながら備品の購入をしていくべきでしょう。

購入した場合は、レシートや領収書などを忘れずにもらうようにしましょう。

保険金請求時に証拠として必要になります。その後の保険金請求手続きは保険会社の指示に従いましょう。

必要書類を集める

・手荷物紛失証明書
・渡航先で購入した領収書
・旅行行程表、航空券などの旅行行程が確認できる書類
・購入した物が郵便で届く場合、宅急便控えなど日時が分かる書類

手続きの際に必要になる書類は再発行すると時間も手間もかかるため、証明書類は捨てずに保管することをおすすめします。

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クレジットカード付帯保険のロストバゲージ補償

クレジットカード付帯保険の航空機手荷物遅延補償の利用を考えている場合は、補償内容を確認しましょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償内容を確認する

1.補償金額(6,000円程度からの補償もあり)

2.補償の範囲(往路のみ適用というケースもあり)

3.内のみ保険が適用され、海外は適用されない 

年会費無料のクレジットカードでも、海外旅行保険が付帯しているカードもあります。

しかし、補償内容はクレジットカードによってさまざまなです。

航空機寄託手荷物遅延特約が付いていないケースが多い

クレジットカード付帯の海外旅行保険で年会費が無料の場合は、ロストバゲージに対応する航空機寄託手荷物遅延特約が付いていないことが多いです。

年会費が有料の場合でも、ロストバゲージに対応する補償はないものがほとんどで、ゴールドカード以上になると補償されます。

そのため、クレジットカードの海外旅行保険をだけを頼りにしている場合は注意が必要です。

どのような補償が付いているかをよく確認してから海外渡航するのが良いでしょう。

まとめ

せっかくの海外旅行にロストバゲージのような、不運にみまわれる事は本当に嫌です。

しかし、ロストバゲージはある程度、衣料品や身の回り品以外の物は入れない、チェックイン時に荷物のタグ張り違えはないかなどご自身の心がけで未然に防ぐこともできますので、なるべく事前に対策をしましょう

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この記事を書いた人

保険相談Times(株式会社インシュアランスブレーン)では、海外旅行保険(留学・ワーホリ・駐在・海外長期渡航など)・火災保険・法人損保に関するお問い合わせを日々多数いただいています。その中で、お客様からのご質問・やり取りの中から「この情報は保険加入前に知っておいた方がいいな」といった内容を記事にまとめて保険の選び方を発信しています。
スタッフの詳細なご紹介:https://hokentimes.com/oversea/staff

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