スイスのボーディングスクールとは？おすすめの学校や費用を紹介

スイスにはどんなボーディングスクールがあるのかな？

高そうだから、学費や費用はどれぐらいかかるか気になる？

王室や有名企業の子ども達が通っているイメージがあるスイスのボーディングスクールですが、学費や必要とする語学力などが気になる方も少なくないでしょう。

また、学校もたくさんあるため、各スクールの特徴なども気になるところです。

今回は、スイスのボーディングスクールの学費や学校の特徴について解説します。

この記事を読んだあなたは、スイスのボーディングスクールについて理解し学校選びの参考になるでしょう。

スイスのボーディングスクールとは？

ボーディングスクールは、全寮制の学校で高水準の教育を受けられる私立学校のことです。

国によって教育方針や内容が多少異なりますが、24時間体制でサポートを受けられるため、成長を多角度から支え鍛えてくれます。

授業料が高額なため、富裕層の子どもが集まるのでエリート教育を受けられるでしょう。

スイスのボーディングスクールの特徴

高水準の教育を受けられるボーディグスクールですが、特にスイスのボーディングスクールは100年以上の歴史があり有名な学校が見受けられます。

自国だけではなく、多国籍の子どもが集まるため多様な国際的価値観を身につけられるでしょう。

英語以外の言語にも触れられることが特徴です。

スイスのボーディングスクールがおすすめの理由

教育水準が高い

スイスは世界の中でも教育水準が高い国です。

その中でもボーディングスクールは、厳しい教育基準があり、総合的な教育を受けられるような体制が整っています。

学力だけではなく、人格形成・知性・社会的スキルも大切にしているため社会に出てリーダーになれるように総合的な教育が受けられます。

湖やアルプス山脈に囲まれた大自然の中で、感性を育み人間的に大きく成長できるでしょう。

世界各国のエリートと繋がる

スイスのボーディングスクールは、世界で見てもトップエリートが集まると言われています。

世界の王室や、財政界や有名企業の子どもたちが世界中から集まります。

世界中のエリートと一緒に学ぶことで、志を高く持つ子どもに成長できるでしょう。

また、ボーディングスクールで築いた人脈は社会に出てからも役に立つはずです。

スイスのボーディングスクールは学費が高いと言われていますが、トップクラスのエリートが集まる環境のため、価値は高いでしょう。

多言語や文化を体験できる

スイスは、フランス・ドイツ・イタリア・オーストリアに囲まれている国です。

そのため、英語以外にもフランス語・ドイツ語・イタリア語・ロマンシュ語が公用語として使われています。

地域によって使われている言語は多少違いますが、ひとつの国で多くの言語や文化を体験できるのは貴重な場と言えるでしょう。

国際的な人材になるためには、子どもの頃からさまざまな言語や文化を知る必要があるため、スイスのボーディングスクールはおすすめです。

スイスの有名校

スイスのボーディングスクールの有名校を3校紹介します。

ル・ロゼ校

スイスのボーディングスクールの名門と言えば「ル・ロゼ校」でしょう。

1880年に設立され、伝統あるボーディングスクールとして知られており、世界の王室や貴族の子女が卒業した学校でもあります。

1クラスが6人程度の学生で編成されているため、一人一人にしっかりと目が行く教育を受けられます。

エイグロン・カレッジ校

エイグロン・カレッジ校は、穏やかな町ヴィラールにあるため、学校の敷地から美しい景色が見られます。

1クラスが5人程度の少人数制のスクールのため、手厚い教育が受けられるでしょう。

IB(インターナショナル・バカロレア・プログラム)を導入しているため、全生徒が卒業前の2年間はIBディプロマ取得に向けて励みます。

インスティテュート・モンタナ・ツーゲルベルク校

インスティテュート・モンタナ・ツーゲルベルク校は、標高900mの山の上にあるため、周りには美しい自然が広がっています。

個性を磨きながらも多様性や、相互理解を重視した教育を行う学校です。

地元の子どもたちも多く通っており、7学年目以降は英語を使うインターナショナル・スクールとドイツ語を使うスイス・ギムナジウムに分かれます。

スイスのボーディングスクール

スイスには有名校3校以外にも、レベルが高いと評判の学校が数多く存在します。

その他の学校についても、特徴などを紹介していきます。

コレージュ・シャンピテ校

約9割が現地在住の子どもが通っている学校です。

スイス人が生徒の過半数を占めているため、留学受入校としては珍しいでしょう。

コレージュ・ドゥ・レマン校

コレージュ・ドゥ・レマン校は日本人も多く在籍しているため、比較的学びやすい環境の学校です。

地元の子どもも通うため、寮生は1割ぐらいしかおらず、通学をしている人の方が多いですが生徒の交流会も行われるため問題はないでしょう。

タシス・アメリカン・スクール校

美しい自然に恵まれた場所で、アットホームな雰囲気で学ぶことができる学校です。

芸術に力を入れているため、ヨーロッパの演劇や音楽などの芸術に興味がある子どもにおすすめの学校です。

エコール・ヌーヴェル・スイスロマンド校

寮の受け入れは最大60人のため、アットホームな寮生活を送れるでしょう。

スイスの地元家庭と触れ合う機会もあるため、地元の生活を味わえることが特徴です。

インスティテュート・モンテ・ローザ校

他のスイスのボーディングスクールとは違い、比較的都会にある学校です。

生徒数も約50人と少なめの学校ですが、その分目の行き届く教育を受けられるでしょう。

プレフルーリ・インターナショナル・アルパイン・スクール校

3歳～13歳ぐらいまでの低年齢の受け入れに特化している学校です。

校舎の周辺は、芝生に囲まれており子どもたちが自由にのびのび育つ環境があります。

ブリヤモン・インターナショナル・スクール校

1882年に女子の学力と地位の向上を目指して作られた学校で、現在は共学校です。

家族経営のため、柔軟な対応をしてくれアットホームな環境で教育を受けられるでしょう。

ラ･ガレン・インターナショナル・スクール校

標高1,300mのスイスアルプスの中で大自然に囲まれた閑静な立地にある学校です。

子ども2人に対してスタッフが1人つくため、親元を離れた子どもに対してきめ細やかなケアが提供されます。

コレージュ・リセ・サン・シャール校

スーパーマーケット・図書館などに徒歩圏内で行ける便利な場所にあります。

人や環境に対する思いやりや尊敬の心を伸ばすような教育に力を入れている学校です。

レザン・アメリカン・スクール校

レザン・アメリカン・スクール校は、英語が初心者の方でも入学が可能なボーディングスクールです。

日本人になじみやすい4月入学があるのも特徴です。

サーバル・モントルー校

サーバル・モントルー校は、12～19歳の女子を対象とした、全寮制の女子校です。

礼儀作法やマナーなどの、社交の場で役に立つスキルを学べることが特徴です。

ル・リージェント・インターナショナル・スクール校

スイスの有名リゾート地に位置する学校です。

日帰りや泊まりの遠征が学期ごとに実施され、学業やスポーツともに学べます。

コレージュ・ボー・ソレイユ校

アルプスの山中にあり、周りが自然に溢れた環境下で教育を受けられます。

他校と比べると、フランス語の授業が多くあることも特徴です。

リツェウム・アルピヌム・ツオツ校

リツェウム・アルピヌム・ツオツ校は、スポーツに力を入れている学校として有名です。

サッカー場やテニスコート、グラウンド以外にも、徒歩圏内にはゴルフコースやスキー場も整っています。

セント・ジョージズ・インターナショナル・スクール校

セント・ジョージズ・インターナショナル・スクール校は、イギリスのマナーや文化が学べる学校でジョウバやダンス・サッカーなどのスポーツカリキュラムも多いです。

1.5歳の幼児から通学生として受け入れてくれ、幼児教育にも力を入れている学校です。

ジョン・F・ ケネディー・インターナショナル・スクール校

小規模で家庭的な環境を重視している学校で、英語で授業が行われます。

4歳から入学できるため、小さい頃から他国の文化や言語に触れられるでしょう。

スイスのボーディングスクール一覧

各ボーディングスクールの詳細を紹介しました。

一目で分かるように一覧にまとめました。

学校名	所在地	受け入れ年齢	基本費用
ル・ロゼ校	ロール・グシュタード	8～18歳(3～12学年)	低学年は年間97,800スイスフラン～ 高学年は年間138,000スイスフラン～
エイグロン・カレッジ校	ヴィラール	9～18歳(4～12学年)	低学年は年間84,000スイスフラン～ 高学年は年間130,000スイスフラン～
インスティテュート・モンタナ・ツーゲルベルク校	ツーク	6～19歳(1～12学年)	年間61,900スイスフラン～
コレージュ・シャンピテ校	ピュリー	3～18歳(年少～12学年)	年間99,500スイスフラン～
コレージュ・ドゥ・レマン校	ヴェルソア	2～18歳(12学年まで)	低学年は年間89,900スイスフラン～ 高学年は年間102,700スイスフラン～
タシス・アメリカン・スクール校	ルガーノ	3～18歳(年少～12学年)	年間95,000スイスフラン～
エコール・ヌーヴェル・スイスロマンド校	ローザンヌ	3～18歳(年少～12学年)	年間66,000スイスフラン～
インスティテュート・モンテ・ローザ校	モントルー	8～19歳(3～13学年)	年間74,000スイスフラン～
プレフルーリ・インターナショナル・アルパイン・スクール校	ヴィラール	3～13歳(年少～6学年)	年間70,000スイスフラン～
ブリヤモン・インターナショナル・スクール校	ローザンヌ	13～18歳(8～13学年)	年間87,000スイスフラン～
ラ･ガレン・インターナショナル・スクール校	ヴィラール・スル・オロン	5～18歳(年長～12学年)	低学年は年間77,000スイスフラン～ 高学年は年間99,000スイスフラン～
コレージュ・リセ・サン・シャール校	ポラントリュイ	8～18歳(3～12学年)	年間73,000スイスフラン～
レザン・アメリカン・スクール校	レザン	12～18歳(7～12学年)	年間109,000スイスフラン～
サーバル・モントルー校	モントルー	12～19歳(8～12学年)	年間110,000スイスフラン～
ル・リージェント・インターナショナル・スクール校	クラン・モンタナ	4～18歳(幼児～12学年)	低学年は年間75,000スイスフラン～ 高学年は年間102,900スイスフラン～
コレージュ・ボー・ソレイユ校	ヴィラール・スル・オロン	11～18歳(6～12学年)	年間111,980スイスフラン～
リツェウム・アルピヌム・ツオツ校	ツオツ	12～19歳(7～12学年)	年間89,000スイスフラン～
セント・ジョージズ・インターナショナル・スクール校	クララン	1.5歳～18歳(幼児～12学年)	低学年は年間86,290スイスフラン～ 高学年は年間103,990スイスフラン～
ジョン・F・ ケネディー・インターナショナル・スクール校	ザーネン	2.5歳～14歳(幼児～8学年)	年間73,000スイスフラン～

スイスのボーディングスクールにかかる費用

高額な費用がかかるスイスのボーディングスクールですが、どのような費用がかかるか気になる方も少なくないでしょう。

学校によって異なりますが、参考にしてみてください。

学費

スイスのボーディングスクールはレートによっても変わりますが、1,000万円はかかると思った方が良いでしょう。

世界でもトップレベルの学費の高さですが、世界の王室や、財政界や有名企業の子どもたちが世界中から集まると考えると妥当な金額です。

人材だけではなく、自然や教育環境などが整っているため、高額になるのは仕方ないでしょう。

渡航費用

スイスへの往復の渡航費は約15万円前後で、航空券が最も安い時期は2月です。

逆に4月が最も航空券が高くなります。

格安航空を利用するのも良いですが、日本からスイスまでのフライトは13時間半かかります。

長時間のフライトになるため、通常の飛行機で快適に空の旅を楽しむことをおすすめします。

生活費

スイスは世界の中でも、物価が高い国です。

スイスでの収入は高いため現地の方にとってみると普通かもしれませんが、日本から留学することを考えるとデメリットとなります。

居住費や食費も学費に含まれるため、生活費についてはあまり気にしなくても良いでしょう。

その他の費用

その他の費用としては、長期留学になるため、留学保険に加入する場合は保険料がかかります。

日本と違い治療費も高額になることが考えられるため、必ず留学保険に加入することをおすすめします。

スイスに3ヶ月留学する場合の保険料例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

スイスに6ヶ月留学する場合の保険料例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

スイスに12ヶ月留学する場合の保険料例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

ボーディングスクールに通うには何が必要？

ボーディングスクールに通うために必要な書類や、入学申し込みの流れについて紹介します。

入学するために必要なもの

スイスのボーディングスクールに入学する際に求められるのは、語学力です。

英語力以外にも高学年になってくると、直前の成績証明書が重要になってきます。

上記以外にも、ボランティアやスポーツなどで表彰されたことがある場合は、受賞証明証もあると良いです。

入学申し込みの流れ

入学願書を取り寄せて、願書や必要書類を学校に送ります。

学校によって多少異なりますが、書類審査、筆記試験、面接があります。

面接はオンライン対応可能な場合もあるため、確認しましょう。

サマースクールもおすすめ

長期間のボーディングスクールを紹介しましたが、それ以外にも短期の休みを利用したサマースクールのプログラムが用意されている学校もあります。

1週間から6週間と幅広い期間のプログラムが用意されている学校もあるため、ご自身に合った学校を選びましょう。

入学する前に学校の雰囲気を掴めるため、体験入学のような感じで利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

スイスのボーディングスクールは、世界的にも高額ですが、最高水準の教育を受けられることで有名です。

また、教育環境が整っているだけではなく、世界各国のエリートが集まるため幅広い人脈を築くことが可能なこともメリットでしょう。

学校によって特徴などはさまざまですが、大自然の恵まれた環境の中で学べる環境が整っています。

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