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【解説】渡航したあと後悔しない、香港ワーホリ保険の選び方

香港

20年前からこの急速な中国経済成長の流れに翻弄されてきた、あるアジア経済トップの都市がありました。それが皆様もよくご存じの香港です。ご存じのように、香港は長い間イギリスの統治下にあり、まさに街中は、「イギリス人が造った街」という雰囲気が未だ残ってます。97年にイギリスから中国へ返還されてから早20年。現在の香港は、中国本土市場への参入を狙う海外企業の「玄関口」として、アジアを代表する金融・貿易都市の地位を一層固めた事により、その役割を担う位置づけとしての存在がすっかり定着してきました。

そんな香港と日本との間にワーキングホリデー制度が開始されたのは2010年。日本国籍所有者の香港ワーキングホリデービザ発給定員は毎年250人とされており、受け入れ人数自体はそう多くはありませんが、希望者は毎回定員を超える人気ぶりのようです。今回は、香港のワーキングホリデービザ申請に必須となる「ワーホリ向け長期滞在用保険」内容について詳しく解説してまいります。

ココがポイント

  1. 香港は治安も良く医療水準が高い反面、医療費が高額になります。
  2. 香港は、ワーホリビザ申請時にワーホリ保険の加入が必須となっています。
  3. ワーホリ保険は、補償内容を渡航条件やご自身の体調に合わせてカスタマイズすることで保険料を抑えられます。

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香港の治安状況について

香港の現在の治安は一言で言いますと、「かなり良い」です。「え?香港って言えば香港マフィアがいて、危ないところがたくさんあって、裏通りには犯罪や麻薬が横行しているイメージしかないんだけど...」というイメージを未だにお持ちの方もおられるかもしれませんが、それは今は完全に昔のお話です。確かに中国返還前は、そういった治安の悪い側面が多々あったことは事実ですが、この10年ほど前より香港警察の取り締まり強化により、その治安は格段に改良され、現在では2015年時点で、イギリスの経済誌が発表する「世界安全な都市ランキング」でアジアでランクインしているのが、東京・大阪・シンガポールが上位を独占しているのに比例し、香港は11位と他国を引き離す勢いの治安改正を実現しました

ちなみに筆者の個人的意見としては、この統計上の東京や大阪より香港の方が安全じゃないかと思うほどですが。その理由は、香港の人々の平均教育・所得水準レベルが返還直後よりかなり上がっており、現在の香港の物価も日本より下手すると高いです。つまり経済レベルが高い国は犯罪率もおのずと下がります。

また、日本の繁華街は、お酒を飲み過ぎて路上で吐いている人が多くいたり、電車に乗れば痴漢や変なおじさんが酔っぱらって絡んできたりなどの場面がわりと見受けられますが、香港の人々は基本的にお酒を飲まない方が多く、このような場面はまず見かけませんし、まして公衆の面前で異性に絡むなどという場面も100%ありません。窃盗・スリなどもネット上で書き込みされてるほどの心配はないですし、そもそも国の経済レベルが上がっているのでリスクを冒して犯罪に手を染める人間の確率もおのずと下がります。強いて言うなら路上で「ニセモノ時計みない?」と変な勧誘をしてくる外国人がいるぐらいでしょうか。また、女性にとっては、性犯罪に遭う確率という意味合いでは日本の夜の一人歩きの方がよほど確率が高く、危険な気がいたします。

現在の香港滞在中に1点気を付ける点があるとしましたら、香港では今「中国本土から独立しよう!」という政治的な動きがあります。街中で集会やデモなどが多い時は週に1回どこかしらの繁華街で見かけるようになりました。こういった活動はどこの国にもある風景ではありますが、皆様がとにかくトラブルに巻き込まれないためには、とにかくこういった事に接しないようにすることです。現地の方と交流することは良い機会ですが、彼らの政治的思想や背景に関して日本人が理解できる事は決してありません。香港の方は中国本土と違って「反日思想」などは基本的にありませんが、どこでどういった形で飛び火するかわかりませんので、とにかく政治的な話や活動には関わらないことです。

香港のリアルな医療事情について

香港の医療事情・医療技術はとても良いです。つまり病気にかかっても万全に近い体制が取れる都市と言っても良いでしょう。また、元々イギリスであった国際色豊かな背景から、現在でも外国人の居住者は多く、世界各国からたくさんの人が集まって成り立っている都市であることを見せつけられます。そういった国際色豊かな香港に相応しく、香港の医療機関は多言語に対応している医療機関も多く存在します。ただ、医療費に関しては2分化されており、公立病院で受診する分にはリーズナブルですが、私的な医療施設での受診をする場合の費用はかなり高額です。

香港の医療機関の基本構造

香港の医療機関は大きく、以下の3つに分けられます。それぞれ特長が異なりますので順に解説していましょう。

  1. 香港政府が経営する公立病院
  2. 私立病院
  3. 開業医の個人クリニック

香港政府が経営する公立病院

香港政府が経営する公立病院です。香港居住者のIDカードを持っていれば誰でも受診が可能です。医療技術、体制・設備もしっかりしています。しかし難点としては、「非常に待ち時間が長い」ということです香港は土地面積に対して人口が異常に密集している都市ですので、安価に診てもらえる公立病院は、香港のローカル現地の人の予約でいっぱいな事が多く、手術となると何か月先まで常にパンクしています。この辺りの医療事情は元の統治国であったイギリスでも同じような医療事情が起こっているため、イギリス時代の名残と言えるでしょう。

項目 公立病院の診察費用相場(在住カードあり) 公立病院の診察費用相場(在住カードなし) 私立病院・クリニックの場合の診察費用相場
初診料 100HK$ 990HK$ 950HK$
普通科の問診 45HK$ 385HK$ 400HK$
一般的な注射処置 17HK$ 100HK$ -
入院1泊(大部屋) 100HK$~ 4,680HK$ -

香港の私立病院(プライベートホスピタル)事情は?

内装・設備が豪華で病院の数も多い傾向がある反面、治療費用は高額になります。

香港開業医の個人クリニックは?

日本の医療制度では街のクリニックのドクター=凄腕のドクターという印象は若干薄く、地元の健康相談、地元の方の健康メンテナンスを担う役割の側面がありますが、香港の開業医のドクターは元々大きな病院で実績を上げた方が独立しているクリニックが多い為、大掛かりな手術や設備が必要な治療以外は、個人クリニックのドクターに見てもらって済ませる香港人も数多くいます。効率を重んじる中華圏思想だと思いますが、大きな病院は待ち時間が長かったり待たされたりなどを考えると優秀な個人クリニックで事を済ませようと考えるため、思いのほか個人クリニックが香港では重宝されているのです。

香港で私立病院・個人クリニックを受診した場合の費用相場

上記の点から考えてもお分かりの通り、私立病院の費用は比較的高額です。香港は、日本企業の駐在員や在住者が非常に多いため、日本語で受診できるプライベートクリニックや私立病院に不自由することはありません。ですがこれらはすべて私的医療機関ですので、費用はそれなりに覚悟する必要がありますそういった意味では、こういった日本語の医療設備を安心して受診するには、日本で予め保険に加入してくるのが賢明な判断といえるでしょう。

香港の長期滞在に向いているワーホリ保険とは?

本記事冒頭で申しあげましたように、香港のワーキングホリデービザ申請要件に海外旅行保険への事前加入は義務付けられています。それではご自身にピッタリのワーホリ向け保険内容とはどういった保障内容があるのでしょうか?ワーホリで香港に長期滞在される方も、海外旅行保険の基本内容は一般的な短期旅行者とほぼ同じですが、「長期滞在用」の内容は項目によって追加されています。その保険基本保障内容を以下にまとめてみました。

ワーホリ保険の補償内容

補償項目 解説
1.傷害死亡 けが、不慮の事故で亡くなった場合に定額で補償
1.傷害後遺障害 けが、不慮の事故で後遺障害が残った場合に等級により支払う保険金枠
1.傷害治療費+疾病治療費+救援者費用 現地での怪我、病気の治療費、治療に伴う帰国や他国への移送費用、遺体の輸送費、被保険者が死亡・入院した場合にご家族が駆け付ける費用
1.疾病死亡 病気で亡くなった場合に定額で補償
1.歯科治療 現地で歯科治療を受けた際治療費が支払われる補償
2.賠償責任保険 海外での日常生活で他人にけがをさせたり他人のものを壊したりして損害を与え損害賠償責任を負ったときの補償
2.携行品、生活動産 持参物等の盗難、破損、火災等での損害補償、生活用動産はそれに加え居住中の家財も補償対象
3.航空機寄託手荷物遅延 飛行機に搭乗し手荷物が届かなかった時に購入した生活必需品の費用の補償
3.航空機遅延 飛行機が遅延した際にかかった宿泊費や交通費の補償
4.緊急一時帰国費用 家族が死亡・危篤状態になった場合や登場する飛行機が行方不明の場合に急遽帰国しないといけない場合の交通費や滞在費が補償される
4.弁護士費用 損害賠償請求する際の費用、弁護士への相談費用の補償

では実際にワーホリ保険に加入した場合にはどのような補償内容が受けられるのかというと、怪我や病気に関する治療費用や救援者費用などの一般的な海外旅行保険で補償されているものは当然含まれています。

また相手に怪我をさせたりアパートの失火責任により家主から損害賠償を請求された場合など加入者に非がある場合に利用できる「個人賠償責任」、盗難などの被害に遭遇した場合に利用できる「生活用動産」など長期滞在が必要となるワーホリ生活の中で起きる可能性のある多種多様なトラブルも補償してもらえるところがワーホリ保険の特徴のひとつです。さらに「航空機寄託手荷物遅延費用」や「航空機遅延費用」、「旅行事故緊急費用」などの航空機に関連する補償、何らかの理由で一時的に帰国しなければいけなくなった場合の「緊急一時帰国費用」などの補償もあります。

このようにただの海外旅行ではなく長期滞在が必要なワーキングホリデーだからこそ必要な補償が充実している点や、補償されている内容が幅広い点がワーホリ保険の大きな魅力だと言えるのです。また補償内容に関してはすべて日本語で対応してもらえるので、語学に自信がない人や勉強中の人でも安心して補償を利用できるようになっています。

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香港長期滞在でワーホリ保険に入っておくメリット

ワーキングホリデービザ申請のために必ず必要になるワーホリ保険ですが、それではワーホリ保険に入っておくメリットはどのような点になるのでしょうか。以下に挙げてみました。

日本語で受けられる医療サービスがキャッシュレスで受けられる

国際都市香港は、日本人駐在員や在住権持った日本人者数がアジア隋一クラスに多く、日本語での医療サービスが受けられる医療機関は充実しています。しかし前述しましたように、香港でリーズナブルな治療が受けられるのは、公立病院だけで、この公立病院の受診には当然語学力が必要になります。ドクターはたいてい英語は話せますが、香港人が話す英語は、正直広東語のアクセントが非常に強い為、ある程度香港人の英語に効きなれないと何をいってるのかさっぱり聞き取れません。医療用語は解釈が難しいためなおさらです。

更に先ほど申し上げました通り、待ち時間の長さなども緊急を要したりする様な体調不良の際には大きなネックと言えます。万全な体制で医療治療を受けるためにはやはり日系・あるいは日本語対応可能な私的医療機関の受診ができるようにしておくべきでしょう。

香港の気候は亜熱帯の為、食中毒など体調不良を起こしやすい

香港の現在の衛生状態は決して悪いとは言えないのですが、食べ物に魚介類が充実しているメニューが多い為、食べ物で食中毒を起こす人の確率が低いと言えません。かくいう筆者も香港で某5つ星クラスのホテルのディナービュッフェの牡蠣で激しい食中毒に悩まされた経験があります。もちろんすぐに日本語サービスの医療機関を受診し、大事には至りませんでした。また香港は、室内の冷房の強度が強く、外気と室内の温度差が非常に激しい為、慣れない日本人の方、特に女性で冷え性の方は体調を壊す確率がかなり高いです。

食あたりは何が原因か語学でのコミュニケーションに不自由があると、正しく自分の状況が伝えられないなどの問題が起こり、ドクターも正しい薬、処置方法を処方できません。これは現地に在住しているとリアルに起こり得ることですので、日本語医療を受診できる万全な体勢が取れるワーホリ保険が安心といえるでしょう。

クレジットカード標準装備の保険より保障内容が手厚い

海外に渡航される上で必ず必須のクレジットカード。このクレジットカードには、「海外旅行保険」が年会費に自動付帯されています。しかし、この保険はあくまで「標準装備」的な内容が多く、これですべてが賄えるわけではありません。ワーホリ保険は、歯科治療・医療保障の細かい個々のカバーなどクレジットカード保険で賄えない部分の保障内容が充実しています。

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まとめ

まだまだ中国の経済成長と共に、共存で伸びていくアジアのモンスター都市香港。
そんな刺激的な都市でのエキサイティングな時間を、「いざという時のための万全な体制」をきちんと整え、より有意義なものにしましょう。

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保険Times Magazine編集部

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