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屋根の経年劣化!火災保険で修理できる?

火災保険

経年劣化した屋根の修理をしたいが、火災保険は適用されるのかな?

どんな修理の時に火災保険を使ったら良いのか分からない……

火災保険が適用される屋根の修理と、適用されない場合の条件がよく分からないという方も少なくないでしょう。

今回は、経年劣化した屋根は火災保険で修理できるのかについて解説します

この記事を読んだあなたは、火災保険が適用される条件や屋根を修理する場合の注意点などについて理解できるでしょう。

東京海上グループ[日新火災]

全国の優良工務店とタッグを組み、「高品質な修理」と「保険金のお支払」をワンセットで提供する火災保険。無駄のないプランで保険料を安くできる

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目次

屋根の経年劣化による修理は、火災保険対象外

基本的に、屋根が経年劣化して修理する場合、火災保険は適用されません。

そのため、経年劣化か原因の破損は実費で修理する必要があります。

屋根の破損原因を自己判断するのではなく、まずは業者に依頼してきちんと調査をしてもらうことをおすすめします。

経年劣化とは?

屋根の経年劣化とは、時間の経過とともに屋根材やその構造が劣化し、耐久性や防水性、見た目が損なわれることです。

劣化の特徴

屋根材ごとの劣化の特徴は、下記の通りです。

瓦屋根陶器瓦は耐久性が高いが、漆喰部分が劣化しやすい。
セメント瓦は色褪せや表面の剥がれが発生しやすい。
スレート屋根軽量で人気があるが、色褪せやひび割れ、苔の発生が一般的。
金属屋根錆びが生じやすく、塗装の剥がれが劣化のサイン。
現代のガルバリウム鋼板は比較的錆びにくいが、塗装のメンテナンスは必要。
アスファルトシングル柔軟性があるが、表面の剥がれや防水層の劣化が進むと脆くなる。

屋根の経年劣化のサイン

屋根が経年劣化していることが分かるサインを紹介します。

外観の変化色褪せ、ひび割れ、欠け、錆び
苔やカビの発生湿気が溜まりやすい箇所に苔やカビが繁殖
雨漏れ屋根裏や室内天井に染みができる
瓦や部品のずれ強風や老朽化で部材が動く

屋根の劣化は放置すると修理費用が大幅に増加するため、早めの点検と適切な対策が重要です。

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屋根の修理で火災保険が適用される場合

火災保険は、自然災害や偶発的な事故による損害を補償する保険のため、屋根の修理費用にも適用される場合があります。

火災保険が適用される場合について紹介します。

火災保険が適用される被害

被害被害内容
自然災害による被害台風や強風強風で瓦や屋根材が飛ばされたり、破損した場合
大雪や雹雪の重みや雹による屋根の凹み、割れ
豪雨や浸水雨漏りや屋根の防水性能が損なわれた場合
偶発的な事故飛来物強風で飛んできた枝や看板による損傷
落下物上空から落下した物体による屋根の破損

火災保険が適用されない場合

以下のようなケースでは、火災保険が適用されません。

・経年劣化による自然な損耗や老朽化。

・メンテナンス不足による不具合。

・地震や噴火などの被害

地震による屋根の破損は、別途地震保険に加入する必要があります。

鑑定会社の判断

火災保険の適用を判断する際、保険会社が委託する鑑定会社による調査が行われます。

鑑定会社は、屋根の損傷が自然災害によるものであるか、経年劣化やその他の原因によるものかを専門的に調査してくれます。

鑑定の流れは、下記の通りです。

STEP
被害状況の確認

破損箇所の写真や修理見積もりを提出。

STEP
専門調査

鑑定会社が現地を訪問し、損害の原因や範囲を判断する。

STEP
保険会社への報告

鑑定結果が保険会社に送られ、保険適用の可否が決定。

鑑定会社が破損の原因を判断してくれるため、火災保険を適用する場合は自己判断をしないように注意が必要です。

経年劣化が原因の修理にはどんな種類がある?

屋根の修理

経年劣化によって屋根が損傷した場合、修理方法にはいくつかの選択肢があります。

部分補修

経年劣化で発生した小規模なひび割れや損傷部分をピンポイントで補修する方法です。

瓦の差し替えやひび割れの修復、部分的な防水処置などが含まれます。

・修理費用が比較的安価。
・工事期間が短い。

・他の部分が劣化している場合は、再び修理が必要になる可能性がある。

塗装工事

屋根表面に防水塗料を塗り直す工事です。

特にスレート屋根や金属屋根で行われることが多く、紫外線や雨風から屋根を保護します。

・屋根の耐久性を回復し、美観も向上。
・コストが抑えられる。

・下地が傷んでいる場合には効果が限定的。

重ね葺き

既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。

撤去費用がかからないため、費用を抑えつつ耐久性を向上させることができます。

・廃材処理費用を削減できる。
・防音性や断熱性が向上する。

・屋根が重くなるため、建物の構造に負担がかかる場合がある。
・二重施工のため、次回の修理時に撤去が必要になる。

葺き替え

既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を取り付ける方法です。

下地部分も必要に応じて補修するため、屋根全体を新築に近い状態にできます。

・屋根全体が新品同様になり、長期的な安心感が得られる。
・屋根材の種類を変更できる。

・他の修理方法に比べて費用が高額。
・工事期間が長くなる。

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屋根を修理する場合の注意点

屋根を修理する場合の注意点を3つ、紹介します。

・火災保険を使った修理を促す業者に注意

・保険が適用できる期間は3年間

・修理費用が20万円以上

火災保険を使った修理を促す業者に注意

「火災保険を使えば無料で修理ができる」などと持ちかける業者には注意が必要です。

経年劣化が原因の損傷は火災保険の対象外ですが、不正な申請を勧められる場合があります。

これは違法行為となる可能性が高く、後にトラブルに発展する場合もあるでしょう。

また、実際には軽微な修理で済むのに、火災保険を使えるからと高額な工事を提案されるケースがあります。

そのため、信頼できる業者に依頼することをおすすめします

保険が適用できる期間は3年間

火災保険は保険契約上、適用可能な期間が被害発生日から3年以内と定められていることが多いです。

この期間を過ぎると保険金請求ができなくなるため、注意が必要です。

そのため、台風や豪雨の後、屋根に破損がある場合は、早めに被害の写真などを残し保険会社に連絡しましょう。

3年を過ぎてしまうと、火災保険の適用を受けられず、修理費用を全額自己負担することになります。

修理費用が20万円以上

火災保険の契約には、修理費用が20万円以上の場合に適用されるという条件がある場合があります。

そのため、修理費用が20万円未満の場合だと、火災保険が適用される破損であっても保険金は下りず自己負担しないといけないこともあるでしょう。

加入している保険プランによって内容は異なるため、ご自身が加入している保険内容を確認することをおすすめします。

経年劣化による修理費用を安くする方法

屋根の修理は高額になることが多いですが、費用を抑える方法を検討することで、負担を軽減することができます。

補助金や助成金の活用

自治体や政府が提供する補助金・助成金制度を利用することで、修理費用の一部を負担してもらえる場合があります。

省エネルギー工事:屋根の断熱性能を高める工事

耐震補強工事:屋根材を軽量なものに変更する工事

災害復旧支援:台風や大雨などの災害後の修理

自治体によって制度が異なるため、市区町村の窓口やサイトで確認しましょう。

定期的に点検する

屋根の状態を定期的に点検し、早期に劣化を発見することで、大規模な修理が必要になる前に対応できます。

大規模な修理には高額な費用がかかる可能性がありますが、小さな破損の場合は修理費用を安く抑えることが可能です。

定期的な点検と早期の対応が、屋根の寿命を延ばす鍵となるでしょう。

直接業者に依頼する

修理の依頼を大手のリフォーム会社を通さず、地域の専門業者に直接依頼することで、手数料を削減できます。

また、地域の業者であれば材料費や交通費を抑えられたり、費用の交渉がしやすいでしょう。

しかし、安すぎる業者には注意が必要です。

事前に計画を立てて、賢く修理を進めましょう。

まとめ

基本的に、経年劣化が原因の屋根修理は火災保険が適用されません。

原因が経年劣化か自然災害か分からない場合は、自己判断せずに専門家に相談することをおすすめします。

屋根の大修理は高額になることが考えられるため、定期的な点検や早期の対応が必要です。

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この記事を書いた人

保険相談Times(株式会社インシュアランスブレーン)では、海外旅行保険(留学・ワーホリ・駐在・海外長期渡航など)・火災保険・法人損保に関するお問い合わせを日々多数いただいています。その中で、お客様からのご質問・やり取りの中から「この情報は保険加入前に知っておいた方がいいな」といった内容を記事にまとめて保険の選び方を発信しています。
スタッフの詳細なご紹介:https://hokentimes.com/oversea/staff

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