火災保険

火災保険を悪用した詐欺に注意。その手口と対策とは

詐欺

近年火災保険の保険金に安蓮する詐欺被害が急増しています。詐欺業者は「火災保険の保険金を使って自己負担なしで住宅の修理ができます!」と上手い話で被害者を勧誘します。詐欺業者が狙うのは若者からお年寄りに至るまでさまざまです。この記事では詐欺の実態と被害に遭わないための対策についてまとめています。

ココがポイント

  1. 事故が発生したら、すぐに保険会社へ連絡しましょう。時間経過すると、保険金が下りない可能性があります。
  2. 火災保険金詐欺の手口を把握しておきましょう。
  3. 詐欺と思ったら188へ連絡しましょう。


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事故が発生してから時間が経過してからの保険金請求は基本的にはNG

保険金の支払いのためには損害がいつどのような災害によって発生したか立証する必要があります。事故発生後に業者をいれたり、時間が経過してから保険会社に連絡をしてもその因果関係を立証できず、保険金の支払いが行われないケースが多いのです。火災保険の保険金は実際に損害があった度合いによって金額が変わってくるため、損害発生時の状態を保存しておくことが重要です。事故が発生したら現場を保存して業者は絶対に入れず、なるべく早く保険会社に連絡するようにしましょう。

詐欺業者の手口~後日法外な費用を請求する~

保険金で自宅の修理ができると言って、修理工事の契約をするように勧誘し、後で法外な費用を請求するパターンです。

保険金が支払われず、さらに高額な違約金を請求する

業者が作成した見積もりや図面を使い保険金を請求したが保険金は支払われなかったので、解約を申し出たら高額な違約金を要求された。この場合違約金の支払いを拒否しても「最初に伝えたはずだ」と主張し支払いを迫られます。契約時に契約書の交付がなかったり、契約書があっても違約金については細かい字で目立たないところに書かれています。

手数料だけ支払わせて工事を始めない

詐欺業者の指示にしたがって保険会社に保険金請求を行い、保険金を受け取った上で詐欺業者に言われたとおりの手数料を支払ったにも関わらず、実際の修理は始めないという手口です。

詐欺業者の手口~虚偽の理由で保険金請求~

うその理由で保険金を請求させたうえで費用を請求する手口です。

不具合があるように見せかけて保険金の請求をさせる

詐欺業者が屋根などを細工をして不具合があるように見せかけ、保険金請求をさせようとします。たとえば工事業者をかたり自宅を訪問し、「お宅の屋根からおかしな音がする。写真を撮るので屋根に上がらせてほしい。」などと言ってきます。許可を出すと実際に撮影した写真を見せてきて、「屋根の板金がはがれている。保険会社に保険金を請求してその保険金で屋根を修理したほうがいい。工事も任せてください。」と言ってきますが、実際はもとから屋根が壊れていたわけではなく、この業者が全てわざと屋根に損傷を負わせています。

 

虚偽報告で保険金を請求させて被害者も詐欺に加担させる

こちらは虚偽の理由で保険金請求するよう促すケースです。例えば、補償対象外の「経年劣化による雨樋の破損」にもかかわらず、詐欺業者は自然災害で破損したということにして嘘をついて保険金請求をするようにそそのかしてきます。言われるがまま嘘をついて保険金請求をしてしまうと、業者に加担してあなたも保険金詐欺をしたこととなります。

増加する保険金詐欺被害

火災保険を悪用した詐欺の被害は年々増えていて、2017年の相談件数は2008年の30倍以上に増加しています。男女ともに被害に遭っているのは60代以上の高齢者。振り込め詐欺と同じく周囲の注意が必要です。

保険金詐欺件数推移
2014年 633件
2015年 817件
2016年 1,081件
2017年 1,177件

出典:独立行政法人国民生活センター

火災保険金詐欺募集のパターン

詐欺業者の手順を把握することで詐欺の被害を防ぎやすくなります。

電話、訪問、チラシ等で勧誘

詐欺業者は電話や訪問、チラシのポスティングで勧誘を行います。ポスティングされたチラシを見てかけてくる契約者からの電話を待っています。うたい文句は「火災保険の保険金を請求すれば自己負担なしで住宅を修理できます」「保険金請求の手続きもサポートします」等様々です。

修理工事の契約をさせる

詐欺業者は修理工事の契約や、保険金請求サポートサービスの契約をするようにいってきます。しかい契約項目の中には「違約金」や「サポート手数料」の項目がもうけられていることが多かったり、契約書を手渡してもらえなかったり契約書に条項が細かい字で目立たないように書かれていたりします。

保険会社へ保険金の請求をさせて法外なお金を請求する

詐欺業者は見積もりや図面などを渡してきて、それらで保険会社へ保険金の請求を行うよう指示してきます。しかし、詐欺業者に依頼したあとで保険金請求をしても保険金が全く受け取れなかったり、一部しか受け取れなかったりして工事を辞めたいといっても詐欺業者は高額な違約金や請求サポートの手数料を請求してきます。保険金を受け取れて修理工事の費用を支払った場合も、工事が行われずに逃げられたり、いい加減な工事をされることもあります。

怪しいかも?と思ったら188にお電話を

 消費者ホットライン188では消費生活センターや消費生活相談窓口を案内しています。もしも使っている業者が詐欺業者かもしれないと疑われる場合は相談しましょう。

公式の保険金請求の手順

詐欺にあわないために保険金請求の本来の手順を頭に入れておきましょう。基本的に、「とにかくすぐに保険会社に連絡する」ということを頭に入れておけば問題ありません。

損害があったらすぐに保険会社に連絡する

最初に、自然災害等で損害が発生したことを電話などで保険会社へ連絡します。保険会社からは主に下記の内容を聞かれます。

・契約者名

・保険証券番号

・損害が発生した日時・状況

不明な点があればこの時点で質問しておくと便利です。

必要書類の提出

 保険会社から指示された書類を用意して提出します。保険会社によって異なる場合はありますが、基本的に下記書類が必要なことが多いです。

・保険金請求書

保険会社が書類を用意するので、そこに項目を記入して作成しましょう。

・罹災証明書

罹災したことや被害の内容を証明する書類です。管轄の消防署や消防出張所で発行してもらうことが可能です。

・写真

被害の状況を撮影したもの(デジカメやスマホ等で撮影した画像データも可)

・修理見積書(報告書)

修理業者から取り寄せます。詐欺業者は絶対に利用しないこと!

保険会社による現地調査

保険会社が損害鑑定人を現地に派遣して、申請された請求内容が適切なものかどうか調査を実施します。鑑定人は現地調査の結果を保険会社へ報告します。明らかにおかしな請求の場合はここで判明します。

保険金支払い可否の決定

現地調査の結果をもとに保険会社が審査を行います。審査が通過した後に保険金を受け取ることができます。

修理の実施

受け取った保険金を修理に充てます。

詐欺業者の見分け方

上記の通り、本来であれば保険金を受け取った後に修理業者と契約します。保険金の請求が入る前に修理工事の契約を結ばせて来る業者は、詐欺を疑いましょう。また、業者のホームページや窓口がきちんと用意されているかチェックすることも大切です。

まとめ

火災保険の詐欺業者と契約してしまうと高額な費用を請求されてしまったり、詐欺に加担してしまうことになります。そもそも支払われる保険金は保険会社しか決めることができないということを認識しておくことが大切です。単なる修理業者がチラシでうたっているように自己負担を0にできることはありえません。

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保険Times Magazine編集部

株式会社インシュアランスブレーンでは、生命保険、損害保険の国内主要会社を取り扱っており、"お客様目線での保険選び"ができるようサポートさせていただいております。個人のライフプランから会社のリスクマネジメントなどお気軽にご相談ください。

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