テレビが壊れたけど、火災保険の保険金で買い替えられるのかな?
火災保険でテレビの修理費用をどれくらいの金額がカバーできるのか知りたい。
テレビが破損した場合、高額な修理費用がかかる可能性があり出費が痛いと感じる方も少なくないでしょう。
そんな時に火災保険を活用すると、テレビの修理費用をカバーしてもらえる可能性があります。
今回は、テレビが破損した場合、火災保険の保険金がどれぐらい支払われるかを解説します。
この記事を読んだあなたは、テレビが破損した場合の火災保険について理解できるでしょう。
テレビが破損した場合の修理費用は?
テレビが破損や故障した場合の修理費用はどれくらいかかるかを紹介します。
修理費用は高額になる場合がある
三菱電機1が提供している修理料金表を紹介します。
30~39インチ | 40~49インチ | 50~59インチ | |
---|---|---|---|
電源が入らない | 15,400円~49,500円 | 17,600円~51,700円 | 23,100円~74,800円 |
映像不良 | 20,900円~115,500円 | 20,900円~127,600円 | 24,200円~179,300円 |
リモコンがきかない | 15,400円~30,800円 | ||
音声が出ない | 15,400円~49,500円 | 17,600円~51,700円 | 23,100円~74,800円 |
録画・再生できない | 16,500円~48,400円 |
特に液晶画面の交換は新品のテレビを購入するのと変わらないほど高額になることがあり、修理よりも買い替えを検討する方が経済的な場合もあるでしょう。
メーカー保証は対象外の場合が多い
テレビには通常1年程度のメーカー保証が付いていますが、物理的な破損や使用者の過失による故障は保証対象外になることが多いです。
また、メーカー保証期間が過ぎた後は有償修理となり、費用が高額になる可能性があります。
そのため、延長保証サービスや家電保険への加入を検討することをおすすめします。
修理費用が購入金額の半額以上になる場合は、買い替えを検討する方が良いでしょう。
買い替えと修理費用を比較し、一番良い選択をすることが大切です。
テレビの破損で火災保険は使える?
まずは、火災保険の基本的な補償内容について紹介します。
火災保険の基本的な補償
火災保険で補償される費用は下記の表の通りです。
建物の修理費用 | 火災や自然災害による損傷を修復するための費用 |
家財の再取得費用 | 火災や災害によって損傷、または消失した家財の買い替え費用 |
仮住まいの費用 | 住居が使用不能になった場合、一時的な仮住まいの費用 |
撤去費用 | 損傷した建物や家財の廃棄、撤去にかかる費用 |
復旧に必要な費用 | 火災や災害によって発生した損害の復旧に必要なさまざまな費用 |
また、火災保険で補償される災害は火災以外にも自然災害などによる被害も補償されます。
補償 | 事故例 |
---|---|
火災 | 火災で住宅が燃えた場合など |
落雷 | 落雷によって家電製品がショートした場合など |
破裂・爆発 | ガス漏れによって建物が爆発した場合など |
風災・雹災・雪災 | 台風などで割れた窓ガラスの破片で家財が破損した 豪雪、雪崩などで建物が被害を受けた場合など |
水災 | 台風や豪雨などの大雨によって浸水した場合など |
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突 | 自動車の飛び込み、野球ボールがガラスを割った場合など |
漏水などによる水濡れ | 給排水設備の事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれで損害を被った場合など |
騒擾・集団行動等に伴う暴力行為 | 泥棒に鍵や窓を壊されて家電などを盗まれた場合など |
不測かつ突発的な事故(破損・汚損) | 誤って自宅の壁を壊した場合などの偶然な事故による損害を被った場合など |
火災保険で保険金が支払われない場合
火災保険は幅広いトラブルをカバーしてくれますが、どんな場合でも火災保険が適用されるわけではありません。
下記のような損害の場合は、保険金が支払われません。
・地震・津波・噴火による損害
・故意や重大な過失による損害
・経年劣化や使用による損傷
契約範囲外の損害など、補償範囲に含まれていない事故や災害、特約を付けていない場合も補償対象外になります。
保険金が支払われない場合の例については、気になる事項がある方は保険会社に確認しましょう。
また、被害発生後の報告が遅れたり、必要書類が揃わない場合は給付金が支払われない可能性があるため注意が必要です。
テレビの破損は火災保険が使える場合もある
テレビが壊れた場合、火災保険で補償される可能性はあります。
火災や自然災害が原因の場合や、不測かつ突発的な事故によってテレビが壊れた場合は、火災保険が適用されます。
火災保険が適用されるかは、加入している保険のプランや契約内容、テレビが破損した原因により決まります。
火災保険で補償される場合も多いですが、テレビが壊れたからといってどんな場合でも火災保険が下りる訳ではないため、注意が必要です。
火災保険でテレビの破損が補償される条件

では、どんな時に火災保険が使えるのでしょうか。
テレビが破損した場合に火災保険を使える条件を紹介します。
・家財保険に加入していること
・補償範囲内の災害による破損であること
家財保険に加入していること
火災保険の補償対象は、主に「建物」と「家財」の2種類あります。
火災保険の基本契約では建物の損害をカバーします。
しかし、テレビや家具などの「家財」は、家財保険に加入していないと補償されません。
火災保険に家財保険を付帯している場合、テレビも対象に含まれることが一般的です。
火災保険の契約時に、「補償の範囲」と「補償額」をしっかりと確認しておくことが大切になります。
補償範囲内の災害による破損であること
テレビの破損が火災保険で補償されるかどうかは、破損の原因が保険の補償範囲内であるかどうかで決まります。
以下のケースの場合、補償対象となる可能性が高いです。
火災 | 火災による熱や煙、消火活動(水や消火剤など)によってテレビが壊れた場合 |
落雷 | 落雷が原因で電気的な故障が起きた場合 |
風災・水災 | 台風や大雨で窓ガラスが割れ、その破片でテレビが壊れた場合 |
盗難 | 泥棒に入られてテレビが壊されたり盗まれた場合 |
不測かつ突発的な事故 | 子どもが遊んでしてテレビを倒してしまった場合 |
火災保険でテレビの破損が補償される場合
テレビの破損が火災保険の補償対象となるケースとならないケースについて紹介します。
テレビの破損が補償対象となるケース
テレビの破損が補償対象となるケースを紹介します。
・引っ越しの準備中に誤ってテレビを落として壊れた場合
・子どもがおもちゃを投げてテレビの画面が割れた場合
・テレビ台からテレビが滑り落ちて壊れた場合
日常生活の中で起こる予期せぬトラブルも、火災保険の補償を受けられる可能性があります。
テレビの破損が補償対象外となるケース
テレビの破損が補償対象外となるケースを紹介します。
・経年劣化によって不具合や部品の劣化があり故障した場合
・イライラしてリモコンをテレビに向かって投げて画面が割れた場合
・製造上の欠陥や初期不良による故障の場合(メーカー保証や家電保険の対象)
火災保険で補償されるかどうかは契約内容によって異なるため、事前に保険会社へ確認することが大切です。
特に「不測かつ突発的な事故」に対する補償があるかどうかをチェックし、必要に応じて加入しておくと、万が一の際に役立つでしょう。
テレビの破損で支払われる火災保険の保険金額は?
火災保険でテレビの破損が補償される場合、支払われる保険金額は補償方式によって異なります。
火災保険には「時価額」と「再調達価額」の2種類の補償方式があります。
時価額
時価額は、テレビの購入からの経過年数を考慮し、減価償却した後の価格が補償されます。
5年前に10万円で購入したテレビ: 減価償却後の価値が3万円なら、3万円が支払われる
再調達価格
再調達価格は、現在の市場価格をもとに同等品の新品購入費用が支払われます。
現在の同等品の価格が12万円なら、12万円が支払われる
火災保険の補償内容は契約ごとに異なるため、何円が支払われると断言することはできません。
具体的な金額を知りたい場合は、保険会社に確認するのがおすすめです。
まとめ
テレビが破損した場合、ケースによっては火災保険で補償される場合があります。
補償を受けられるかどうかは加入している保険内容によっても異なるため、保険会社へ確認しましょう。
火災保険は幅広いトラブルをカバーしてくれるため、万が一に備えて加入しておくべき保険です。

脚注
本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。保険商品のご検討にあたっては、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり」「約款」などを必ずご覧ください。
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