「留学保険」と「海外旅行保険」は、どう違うの?
留学する時に、必要な保険に入りたいけど、どのような補償が必要?
留学する時は、さまざまな手続きが必要になります。
万が一、トラブルがあった場合に備えて保険に加入したいと考えている方も少なくないでしょう。
保険について調べても、専門用語が並んでいて、自分には何が必要か混乱される方も多いのではないでしょうか?
今回は、留学する時に必要な保険について紹介します。
保険Timesでは、語学留学、海外進学など多種多様な目的で海外渡航するお客様を中心に顧客満足度96.2%、累計10,000件以上のご契約をいただいております。
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留学する時に、保険は必要?
留学に行く時に、保険に加入するか迷っている方も少なくないでしょう。
海外旅行と違い、長期滞在になるため、クレジットカード付帯の海外旅行保険では不安です。
安全な日本とは違い、海外での生活ではトラブルが起きたり、環境の変化により体調不良を起こす可能性が高いです。
結論から言うと、留学に行く時は、保険に加入することをおすすめします。
留学での保険の必要性
充実した留学生活を送るために、保険は必要不可欠といえるでしょう。
日本では、ケガや病気の治療は基本的に3割負担のため、病院代で費用が高くなることは少ないです。
しかし、海外では治療費が高い場合も多く、病院代に膨大な金額がかかります。
自分にかかるお金だけではなく、他人にケガを負わせた場合やモノを壊したりした場合などさまざまなリスクに対して補償を備えておく必要があります。
留学中に起こり得るトラブル
日本であっても、海外であってもトラブルは突然発生します。
慣れている日本でも対応は大変なのに、海外でトラブルがあるとせっかく留学生活を楽しみたいのに、日本に帰国したいと思ってしまうでしょう。
留学中に考えられるトラブルは、一体どんなことでしょうか。
病気・ケガ
病気やケガで海外の病院を受診した場合、治療費が非常に高額となるケースが多くあります。
「日本にいても病院に行くことはなかったから大丈夫」と思っている方も少なくないでしょう。
日本では健康に過ごせていたとしても、海外では慣れない気候や食事により、体調を崩す可能性が非常に高いです。
留学先でスポーツをしている時に、ケガをすることも考えられます。
日常には病気やケガの危険性がたくさん潜んでいます。
盗難
海外は、日本と比べると治安が悪い国も多く盗難などの被害が多く発生しています。
特に日本人はターゲットにされやすく、電車やバスなど混雑している時や、外出先で荷物から目を話した隙に盗まれるケースが見受けられます。
特にブランド物は狙われやすいため、自分の身から離さないように注意が必要でしょう。
他人にケガを負わせた・モノを壊した
自転車やバイクに乗っている時に、事故を起こしてしまう可能性もあります。
滞在先で、壁に穴を開けてしまったり、料理中に目を離して火事を起こしてしまうこともあるかもしれません。
もしそうなった時、そもそも海外に一人で留学し不慣れな環境で不安の中、費用も自己負担するとなると、留学の目的を果たせないでしょう。
日常生活に潜んでいるさまざまなトラブルに備えて、海外留学に行くときは必ず保険に入っておくことをおすすめします。
海外旅行保険と留学保険の違いは?
同じ海外に滞在する保険ですが、海外旅行保険と留学保険はどういった違いがあるのでしょうか。
基本的には、大きな違いはなくどちらも海外での治療費や賠償金を補償してくれますが、補償内容が少し違います。
死亡補償や治療費については、海外旅行保険も留学保険も同じような内容ですが、大きく違うのは、住宅などで起きる事故の賠償責任や、身の回りのモノの事故に関する携行品の補償範囲や対象物です。
留学保険は、海外旅行保険に上乗せした内容の補償内容が加わっているとイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
海外旅行保険とは
・病気やケガの補償
・他人やモノへの賠償責任を補償
・自分の持ち物の携行品損害補償
・その他の補償(飛行機遅延・弁護士費用など)
海外旅行保険は、旅行が目的のため1か月以内など短期間の補償の場合が多いことも特徴です。
そのため、基本的には宿泊施設(ホテルやユースホステル、ゲストハウスなど)に滞在している際に発生する事故を保険でカバーするという前提で補償の内容が設計されています。
留学保険とは
留学保険は、海外旅行保険とは前提が異なり、現地に長期滞在することを前提に補償が設計されています。
旅行の場合は基本的に宿泊施設に滞在することが主ですが、長期で現地に滞在する場合は自分でアパートを借りて生活するといったケースも多いでしょう。
留学保険では、宿泊施設に加えて現地で家を借りて生活するということを前提に補償が設計されています。
また、長期にわたる滞在となるため、家族に不幸があった場合、歯科治療を受けないといけない場合など短期の滞在では発生しづらい事故やトラブルをカバーできる補償内容になっています。
・留学生賠償責任の補償
・留学生活用動産損害の補償
・留学生継続費用の補償
留学生賠償責任の補償
留学生賠償責任は、他人にケガを負わせた時やモノを壊した時など損害賠償請求が発生した時に支払われる補償です。
海外旅行保険にも個人賠償責任の補償はありますが、留学保険の場合は「日常生活」や「住んでいるアパート」も補償範囲に含まれます。
例えば、「キャンドルに火をつけたまま放置し火事を起こした」「お店で商品を壊した」などが該当するでしょう。
留学生生活動産損害の補償
留学生生活動産損害は、自分の持ち物が盗難の被害にあった時や、事故で壊れたりした場合に補ってくれる補償です。
生活動産品とは、留学先で身につけている携行品などや、宿泊や居住施設に置いている自分の持ち物のことです。
海外旅行保険では「携行品補償」とされ、住居外で携行して日常的に使用する持ち物のみが対象のため、宿泊や居住施設に置いているモノは対象外となります。
例えば、留学先の施設に置いていた携帯電話が盗まれた場合、生活動産品補償であれば補償の対象になりますが、携行品補償の場合は補償されません。
生活用動産と携行品損害の補償内容の詳細な違いは以下記事でも詳細解説しておりますのでご覧ください。
留学生継続費用の補償
留学生継続費用は、留学中に被保険者の扶養者が病気や事故で、高度障害状態になったり死亡した場合に支払われる補償です。
留学費用が払えなくなり、自分の問題だけではなく、家計による留学困難を補ってくれるため安心して留学を継続できるでしょう。
留学の継続が難しくなることを防ぐための補償となります。
留学保険の主な特約
加入する保険内容により補償条件は異なりますが、国内でとは違い治療費や帰国するためにお金が必要となります。
留学保険のオプションとしてさまざまな「特約」を付けることで、留学生活に起こりうるリスクに備えることができます。
歯科治療費費用
(例)急に歯が痛くなり、歯科医師に応急処置をしてもらった場合 等
緊急一時帰国費用
(例)留学中に親族が死亡、危篤になり緊急に一時帰国した場合 等
留学保険を選ぶポイントは?
留学保険を選ぶ際の注意すべきポイントを、3つ紹介します。
病気の治療に関する補償がしっかりあるか
治療に関しては、基本的に補償内容に含まれていることが多いです。
しかし、海外では日本に比べ治療費が高いため、想像していた以上にお金が必要になります。
日本では、虫歯で歯が痛くなり歯医者に行っても莫大な金額は必要ありませんが、海外は治療費が高いため、ご自身の健康状態に併せて補償内容をしっかりと確保しましょう。
留学期間に合う契約期間があるか
保険期間は基本的に「自宅を出発する時から、帰国後自宅に到着するまで」です。
留学中の一部期間だけの加入は、できません。
また、留学を延長する場合は保険会社によって延長可能な期間や条件が異なります。
保険会社により、保険期間の上限もさまざまですのでご自身の留学期間に合った保険会社を選びましょう。
留学先にある病院がキャッシュレス提携病院であるか
急なケガや病気で病院に通う際、ご自身で支払いをせずに保険会社が支払ってくれるキャッシュレス・メディカル・サービスがあります。
加入している保険会社と提携している病院の場合、手元にお金がなくても、安心して通院できます。
保険会社に請求すれば、お金は戻ってきますが何十万円もかかる治療費を先に自分のお金で支払うと生活が厳しくなる可能性もでてきます。
ご自身の留学先の近くに、キャッシュレス提携病院がある保険会社をおすすめします。
留学保険プラン例
留学保険は、どれぐらいの料金なのか、プラン例を紹介します。
保険会社により、主なプラン内容は異なり、加えて特約を付加することでさらに充実した補償内容にすることも可能です。
A社 | B社 | C社 | D社 | |
傷害死亡 | 1,000万円 | 3,000万円 | 1,000万円 | – |
傷害後遺傷害 | 1,000万円 | 3,000万円 | 30~1,000万円 | – |
治療・救援費用 | 無制限 | 無制限 | 2,000万円 | – |
傷害治療費用 | – | – | – | 2,000万円 |
疾病治療費用 | – | – | – | 2,000万円 |
救援者費用 | – | – | – | 1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | – |
賠償責任(長期用) (個人賠償責任 長期契約用) | 1億 | – | 1億 | – |
生活用動産(長期用) | 40万円 | – | 30万円 | – |
航空機寄託手荷物遅延 | – | 10万円 | – | – |
航空機遅延 | – | 2万円 | – | – |
携行品損害 | – | 30万円 | – | – |
賠償責任 | – | 1億円 | – | – |
4か月 | 83,800円 | 77,250円 | 72,170円 | 128,170円 |
6か月 | 129,830円 | 118,060円 | 112,960円 | 212,970円 |
1年 | 249,600円 | 244,020円 | 218,250円 | 464,740円 |
一部のプランのみの掲載のため、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。
自分の留学予定に合ったプランを選ぶ
留学保険と海外旅行保険は基本的には同じですが、補償内容や範囲に違いがあります。
留学保険は、海外で生活するリスクをカバーしてくれます。
保険を選ぶ時は、ご自身の留学先や留学期間、現地の治安や医療費について調べ、さまざまなリスクに備えて留学保険に加入しましょう。
留学することが決まったら、早めに自分に合ったプランを決めるために保険会社に相談することをおすすめします。
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