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【2024年版】南アフリカ渡航の海外旅行保険の選び方を徹底解説

南アフリカ海外旅行保険

アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカ。

豊かな自然とおしゃれな町並みが広がっている国です。南アフリカに行ったら、ヨハネスブルクやケープタウンを訪れたい人も多いでしょう。

また、アフリカならではのサファリも堪能したいですよね。

今回は、魅力あふれる南アフリカに渡航する際に、必要な海外旅行保険について解説していきます。

南アフリカへの渡航を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

・南アフリカは犯罪発生率が高く治安が良いとは言えません。観光客や長期滞在している外国人への軽犯罪も多発していますので、物の保険は必須と言えるでしょう。
・医療体制は、一部の私立病院は日本と同じレベルですが一般的な病院の医療レベルは高いとは言えません。現地で治療が行えないような病気や怪我の場合周辺国や日本への搬送が伴い費用が高額になるリスクがあります。
・海外旅行保険は、現地の治安状況や健康状況を踏まえて補償内容を設定するのが良いでしょう。南アフリカの場合、物・治療それぞれしっかりつけておく必要があります。

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目次

南アフリカへ渡航する目的や期間によって選ぶべき保険は異なる

海外旅行をする際は、まず海外旅行保険へ加入しますよね。

しかし、海外旅行保険の種類も年々触れているので、どの保険が適しているのか悩む方も少なくないでしょぅ。

結論ですが、海外旅行保険は、渡航する国や渡航期間、渡航の目的によって選ぶべき保険が異なります

そのため、南アフリカに海外旅行へ行く際も、ご自身の渡航プランに合った海外旅行保険に加入することが非常に重要です。

たとえば、2泊3日~1週間程度の短期旅行であれば、所持品に対する携帯品損害や、病気になった時の医療費が補償内容として入っていれば大きな問題はないと言えます。

しかし1ヶ月以上の長期滞在や、留学などで南アフリカに滞在する場合は、ホテルや家に置いておく所持品に対しても損害の補償がついている方が安心できます。

加えて、滞在期間が長くなるほど、事故や病気をする確立が高くなるため、医療費の補償額もそれなりに高い方が良いです。

今回は、南アフリカに短期~中期滞在する場合に適している海外旅行保険について解説していきます。

南アフリカの治安

南アフリカは犯罪発生率が高い国なので、治安が良いとは言い難いです。

アフリカ諸国の中でも、南アフリカは発展している国であり、観光客も多くなってきています。

そのため、観光地で観光客をターゲットにして軽犯罪が発生しやすくなっているのです。

発展している観光国だからと言って、安心して観光することは難しいので、トラブルに遭わないように十分気を付けましょう。

南アフリカで発生率の高いトラブル:盗難

南アフリカではスリやひったくりに注意してください。

人が密集する場所で、スリやひったくりが起きやすくなっています。

特に、バスや電車などの狭い空間で行われることが多いので、手荷物から目は離さないでください。

南アフリカで発生率の高いトラブル:強盗

次に、強盗にも注意が必要です。

強盗は南アフリカの中でも大都市で発生しやすく、昼夜を問わず起こっているので、日中でも油断はできません。

また、複数人で犯行に及ぶことが大半なので、単独行動はしないようにしてください。

南アフリカでは所持品に気をつけよう

最後に、スマートフォンやパソコンを容易に持ち歩かない、人混みで取り出さないようにしましょう

南アフリカの人々から見て、日本人はお金を持っている人だと認識されています。

そのため、日本人が所有する金目のものを犯罪グループの人でなくても、目を付けます。

従って、財布やパスポートなどの貴重品以外にも、スマートフォンやパソコンを持ち歩かなく、カバンから取り出すことにも注意が必要です。

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南アフリカの医療事情

南アフリカの医療レベルは、一部の私立病院では日本と同等ですが、それ以外の病院では高いとは言えません

南アフリカでは、公立病院よりも私立病院を利用することがほとんどで、私立病院の医療費は高額です。

そのため、万が一南アフリカで病院に行く必要があった時に備えて、医療費の補償額が十分にある海外旅行保険に加入しておきましょう。

特に、入院や医療搬送が必要になった場合は、通常の治療と比較して医療費が跳ね上がるので、注意してください。

南アフリカの医療費の相場

南アフリカで私立病院を利用した場合、医療費が高額ですが、具体的にどのくらいかかるのか気になりますよね。

どの海外旅行保険に加入するかについても、医療費が目安になると思います。

そこで、まずは、南アフリカの医療費の相場を見ていきます。

項目費用額(円)
入院した時の部屋代公立病院:個室 11,800円

私立病院:個室 16,100円

手術費(虫垂炎・アキレス腱断裂)公立病院:230,400円・183,800円

私立病院:276,000円・230,400円

外来初診料公立病院:2,700円

私立病院:7,000円

ヨハネスブルクから日本への移送費1,929,000円

ストレッチャー使用で医師1名、看護師1名付き添いの場合

日本での医療費は健康保険によって自己負担額が3割になりますが、南アフリカでは健康保険が使えないため、満額自己負担になります。

従って、私立病院の医療費が高い南アフリカに渡航する際は、1000万円以上の医療費補償がある海外旅行保険に加入することをおすすめします。

南アフリカでの治療費の実例

私立病院の治療費が高い南アフリカにおいて、実際に病気や怪我をした時どのくらいかかるか知りたいと思います。

そこで、南アフリカでで起きた高額な治療費の実例をご紹介いたします。

事故事例保険金支払い金額
クルーズ船内で胸の痛みを訴え、下船し救急車で搬送。気胸・肺炎と診断され36日間入院・手術。家族が駆けつけ、医師・看護師付き添いでチャーター機にて搬送。2414万円

実例の通り、治療に加えて入院や医療搬送が伴うと、格段に治療費が上がることが分かります。

特に、医師や看護師が付き添っての医療搬送費が高いです。

そのため、南アフリカに渡航する際に加入する海外旅行保険は、医療費の補償額が2000万円以上のものをおすすめします。

南アフリカの病院で気を付けるべきトラブル

日本の病院とは違うことも多いので、病院を訪れる際は以下のトラブルに気を付けましょう。

私立の病院に行こう

まず、入院が必要になった場合は、緊急移送先に指定されている、ヨハネスブルグやプレトリアの大きな私立総合病院を受診しましょう。

南アフリカはまだまだ医療レベルが高いとは言い難い国なので、私立病院の中でも日本と同等レベルの治療を受けられる私立総合病院がおすすめです。

また、コミュニケーションが取りづらいこともあるので、緊急を要しない治療に関しては日本で受診する方が良いです。

医療費の支払い

次に、医療費の支払いについても注意が必要です。

なぜなら、海外旅行保険に加入していないと、自分で一度立て替えて払うことになるため、一部の私立病院では受診ができないことがあります

医療費が支払えないということがないように、治療費をどのように支払うのかを確認してから受診しましょう。

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南アフリカで日本人が利用しやすい病院

南アフリカで病院に行く際に、日本観光客が利用しやすい病院をご紹介します。

どの病院に行くべきか悩んだ時は、ぜひ以下に掲載されている病院から探してみてください。

病院名場所/住所電話番号備考
Life Groenkloof Hospital (Little Company of Mary) プレトリア

50 Geore Storrar Drive, Groenkloof, Pretoria, 0181

(012)-424-3600(代表)

(012)-460-4744(救急部,Emergency Unit)

日本大使館斜め前位に位置している。

トラベルクリニックも併設されており黄熱病などの予防接種が可能。

Life Wilgers Hospital プレトリア

Denneboom Road, Wilgers Ext. 14, Pretoria

(012)-807-8100(代表)

(012)-807-8285(救急部,Casualty Department)

欧米からの移住者がよく利用する。

Netcare Unitas Hospital センチュリオン

Clifton Avenue, cnr Cantonment Road, Centurion

(012)-677-8000(代表)

(012)-677-8214(救急部,Casualty Department)

プレトリア周辺では最大の全診療科を持つ469床のハイレベルな私立病院

Netcare Milpark Hospital ヨハネスブルク

9 Guild Road, Parktown west, Johannesburg

(011)-480-5600(代表)

(011)-480-5910(救急部,Casualty Department)

南アフリカでは最も信頼できるトップレベルの病院。

緊急移送会社が搬送先によく利用。

Mediclinic Morningside Hospitalヨハネスブルク

Cnr Rivonia & Hill Road, Morningside, Johannesburg (Sandton)

(011)-282-5000(代表)

(011)-282-5126/7(救急部,Casualty Department)

サントン地域の邦人・外国人が最も利用する各科とも充実した病院。

Dr. J. Teeger (医師名)ヨハネスブルク

7, 3rd Street, Houghton 2198, Johannesburg

(011)-728-4298(代表)

個人開業の一般医で、ヨハネスブルグ在留邦人がよく利用。

南アフリカへ渡航する上での海外旅行保険の選び方

たくさんある海外旅行保険の中から、具体的にどの海外旅行保険を選ぶべきか悩みますよね。

そこで、まずは海外旅行保険の補償内容について見ていきたいと思います。

海外旅行保険の補償内容

まずは、海外旅行保険の補償内容を1項目ごとに見ていきます。

補償内容
傷害死亡怪我、不慮の事故で亡くなった場合の定額補償
傷害後遺障害怪我、不慮の事故で後遺障害が残った場合に等級ごとの補償
治療・救援費現地で怪我や病気をした時の治療費、移送費、遺体搬送費、被保険者が死亡・入院した場合にご家族が駆けつける費用
疾病死亡病気で亡くなった場合に定額で補償
賠償責任保険他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したりして損害賠償責任を負った際の補償
携行品損害持参物が盗難、破損した時の補償
飛行機遅延飛行機が遅延した際にかかった宿泊費などの補償
飛行機手荷物遅延飛行機に搭乗し手荷物が届かなかった時、生活必需品にかかった費用の補償

海外旅行保険の補償を大きく分類すると、①医療費、②携帯品、③飛行機遅延、④その他に分けられます。

南アフリカに渡航する際は、ひったくりや置き引きといった軽犯罪、医療搬送を伴う医療費を考慮して、治療・救援費と携行品損害の補償額が高いものを選ぶと良いでしょう。

海外旅行保険の選び方・比較のポイント

南アフリカでは観光客を狙った犯罪が発生しており、貴重品を盗まれるリスクがあります。

そのため、携帯品損害費の補償額が高い海外旅行保険に加入しておくと安心できます。

また、南アフリカで安心な治療を受けるには、医療費の高い私立病院に行くことになります。

さらに、入院や医療搬送が必要な場合は、格段に医療費が上がります。

従って、1000~2000円の医療費補償額がある海外旅行保険を選びましょう。

加えて、南アフリカの病院では、日本語が通じないため、通訳サービスがある海外旅行保険を選ぶことをおすすめします。

以上のことから、海外旅行保険は南アフリカで観光を安心して楽しめる補償やサービスがあるものを選ぶと良いです。

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クレジットカード付帯の海外旅行保険

海外旅行に行く際、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する方も多いと思います。

そこで、ここからは南アフリカに渡航する際に、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する場合のメリットとデメリットを解説していきます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリット

まず、加入手続きが簡単で早いことがクレジットカード付帯の海外旅行保険に加入するメリットとして挙げられます

さらに、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、利用回数に制限がなかったり、加入者以外にもそのご家族が利用できるプランがあったりする点もメリットです。

クレジットカード付帯の海外旅行保険のデメリット

その一方で、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償期間が短いものがあります。

短期旅行であれば、ほとんどの場合問題ありませんが、中期~長期の滞在になると、補償期間が足りず、クレジットカード付帯の海外旅行保険では、不十分な可能性が高いです。

従って、留学やインターンシップ、駐在など長期滞在をする場合は、クレジットカード付帯海外旅行保険で滞在期間中の補償が足りるかどうかを確認し、適していない場合は一般的な海外旅行保険に加入しましょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険では補償内容が不十分

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険では、補償額が足りず、高額な医療費が支払えないというケースもあります。

特に、医療搬送をする場合は、医療費の項目の中でも搬送費の補償が必須です。

ですので、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する方は、どこまでのリスクをクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーするのか、どういったリスクは許容するのかを慎重に検討してください

南アフリカへ渡航する際の海外旅行保険プラン例

南アフリカへ渡航する際の海外旅行保険プラン例を以下に掲載しました。

この他のプランも多数ありますが、何を重視して補償内容や金額をセットしていくかは渡航の目的や期間によっても異なってきますので、プラン選びでお悩みの場合は保険のプロアドバイザーへ相談することをお勧めします。

補償面 Aプラン Bプラン Cプラン Dプラン
傷害死亡 1,000万円    1,000万円  3,000万円
傷害後遺障害 1,000万円   30~1,000万円 3,000万円
治療・救援費用 1,000万円 2,000万円 無制限 3,000万円
緊急歯科治療費用 10万円   10万円 あり 
疾病死亡 1,000万円   2,000万円  500万  3,000万円
賠償責任 1億円   1億円  1億円
携行品損害 30万円    30万円 50万円
生活用動産        
航空機寄託手荷物遅延等費用 1万円      10万円
航空機遅延      
旅行事故緊急費用     5万円  
テロ等対応費用 1万円     1万円 
弁護士費用 100万円  100万円   100万円 
保険料(渡航期間4日) 2,150円 2,710円 4,400円 5,520円
保険料(渡航期間7日) 3,580円 3,630円  7,440円  8,470円
保険料(渡航期間14日) 6,710円 8,980円  13,650円 18,000円
保険料(渡航期間21日) 9,990円 14,520円  18,150円 26,530円
保険料(渡航期間29日) 14,210円 21,090円  23,790円 27,430円
保険料(渡航期間2ヶ月) 56,080円 47,840円 64,870円
保険料(渡航期間3ヶ月) 99,290円 57,920円 108,430円
保険料(渡航期間6ヶ月) 126,810円
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まとめ

今回の記事では、南アフリカへ渡航する際の海外旅行保険について解説してきました。

南アフリカ旅行へ行く際は、考えうるリスクをカバーでき、滞在期間と渡航目的に合った適切な海外旅行保険に加入しましょう。

特に、南アフリカの私立病院は医療費が高いので、病気や怪我をした時に備えて、医療費の補償額が十分にある海外旅行保険を選ぶことをおすすめします。

海外旅行保険は安心して旅行を楽しむために必要な不可欠なものですので、慎重に補償内容を検討してください。

南アフリカへの渡航を予定している方は、ぜひこちらの記事を参考にご自身の旅行プランに適した海外旅行保険を選んでください。

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この記事を書いた人

保険相談Times(株式会社インシュアランスブレーン)では、海外旅行保険(留学・ワーホリ・駐在・海外長期渡航など)・火災保険・法人損保に関するお問い合わせを日々多数いただいています。その中で、お客様からのご質問・やり取りの中から「この情報は保険加入前に知っておいた方がいいな」といった内容を記事にまとめて保険の選び方を発信しています。
スタッフの詳細なご紹介:https://hokentimes.com/oversea/staff

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