チェコ留学保険の選び方と保険プランをご紹介

これからチェコ留学をご検討されている方が最後に検討するのが留学保険をどうするかということではないでしょうか。

チェコへ留学する上での留学保険の選び方については大きく以下のような流れで検討するのが良いでしょう。

1.チェコの治安や医療費の水準は日本と比べてどうか、2.チェコに実際渡航した人が過去起こした事故事例、保険金請求事例、3.チェコの環境に合わせた保険をどう選ぶか（補償内容と補償金額）。

これらの検討の流れを順を追って解説させていただきます。

・チェコで一般的な診察を受ける程度であれば問題ないですが、難易度の高い手術の場合は周辺国へ緊急搬送することになる可能性があり、請求金額が高額になる場合があります。
・チェコへの留学ビザを申請する際、留学保険（海外旅行保険）の加入が必須となっています。ビザ申請前にしっかり検討し加入しましょう。
・留学保険を選ぶポイントは、補償内容と金額のカスタマイズです。

チェコの治安状況はどうなってるの？

まずは、チェコの治安状況を確認していきましょう。

犯罪発生率は日本の3倍

外務省の海外安全ホームページによると、2021年のチェコでの犯罪発生率は日本の約3倍となっており日本と比較すると治安が悪い国となります。

犯罪内容別に確認すると、以下の通りとなります。

犯罪発生数
殺人：105件
粗暴犯：11,958件
侵入窃盗：26,589件
性犯罪：773件

スリと置き引きに注意

日本人の被害例として最も多いのが、スリと置き引きです。

スリや置き引きで、自分の携行品が盗まれたもしくは壊れたと言った場合は、対応する留学保険の補償は、「携行品損害・生活用動産」となります。

たとえ盗まれたとしても自分で被害額は負担するという場合は問題ありませんが、これらのリスクも留学保険でカバーしておきたいと言った場合は加入時に補償をつけて加入することをお勧めします。

生活用動産と携行品損害の補償内容は何が違うのと言った内容は、よくお客様から伺う質問例ですので、以下で詳しく解説させていただいております。

出典：外務省海外安全ホームページ

チェコの医療費水準は？

チェコ語の通訳が必要

チェコの医療水準は、一般的に診察を受ける分には遜色なく治療を受けることができます。

ただ、病院内で英語が通じないといったケースは多いため、ある程度チェコ語ができないと自力で診察を受けることは難しいともいえるでしょう。

チェコで通院する場合は、通訳をできる知人などに同行していただくほうが安心と言えます。

私立病院は高額

外国人向けの私立病院もありますが、こちらは治療費用が高くなる傾向ですので注意が必要です。

通常の診察は問題ないですが、より高度な治療を受ける場合はヨーロッパや日本へ緊急搬送が必要となる場合もあるため、高額な支払いに対して留学保険でカバーしておくことが必要となります。

チェコで実際に発生した保険金請求事例

チェコで実際に発生した保険金請求事例を確認しておきましょう。

チェコにおける過去の高額治療費請求事例としては、400万円を超える高額な費用が発生しています。

入院の長期化や医療搬送が伴う事故は請求金額が高くなる傾向ですので、これらに注意して補償金額を設定する必要があるでしょう。

あくまで参考事例ですので、これ以上の請求が発生することも十分考えられます。

高額保険金請求の事例

事故・治療事例	保険金請求額
頭痛・嘔吐の症状を訴え受診。肺炎と診断され13日間入院。家族が駆けつける。	481万円
発熱・嘔吐の症状を訴え受診。急性細菌性咽喉頭炎と診断され14日間入院。	478万円
観光中に転倒。膝蓋骨骨折と診断され5日間入院。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。	346万円

チェコの留学ビザ申請には留学保険に加入が必須

チェコへの留学を検討する上で重要な点は、留学ビザを申請する際に留学保険の加入が必須になっている点です。

チェコの滞在が90日以上になる場合は、長期ビザを申請する必要があり、ビザの申請に海外旅行保険（留学保険）の加入が必須となっています。

ビザ申請の前に留学保険をしっかり検討し、現地で発生するリスクをカバーして渡航するようにしましょう。

出典：チェコ共和国大使館

チェコへ渡航する上での留学保険の選び方

チェコへの留学保険の選び方のポイントは、補償内容のカスタマイズと補償金額の設定です。

そもそも留学保険はどんな補償内容があるのかをまずは確認していきましょう。

留学保険の補償内容一覧

補償名	内容
傷害死亡	怪我、不慮の事故で亡くなった場合に定額で補償
傷害後遺障害	怪我、不慮の事故で後遺障害が残った場合に等級により支払う保険金枠
治療・救援費用	現地での怪我、病気の治療費用、治療に伴う帰国や他国への移送費用、遺体搬送費用、被保険者が死亡・入院した場合にご家族が駆けつける費用
疾病死亡	病気で亡くなった場合に定額で補償
賠償責任保険	海外での日常で他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したりして損害を与え損害賠償責任を負ったときの補償
携行品損害	持参物の盗難や破損に備える補償
生活用動産	携行品損害の補償に加えて家財も補償対象
飛行機手荷物遅延	飛行機に搭乗し手荷物が届かなかった時に購入した生活必需品の費用の補償
飛行機遅延	飛行機が遅延した際にかかった宿泊費など諸雑費の補償

留学保険は大きく分けて、1.治療系の補償、2.物の補償、3.航空機関連の補償、4.その他の補償に分類されます。

実際留学する上でどの補償内容の請求件数が多いのかを確認してみましょう。

保険金請求が多い事故内容

海外旅行保険での実際の保険金請求件数が多い補償項目は、下記の通りです。

この中で高額な保険金請求に繋がるのは健康にまつわるもの（治療救援費用）となります。

治療救援費用補償を軸に、現地で発生するリスクをどこまでカバーするかを考えて補償内容を選定していくのが良いでしょう。

チェコの治安は良くないですので、長期滞在になればなるほど物の保険の重要性も上がってきます。

留学保険のプラン例

それでは、チェコへ渡航する際の留学保険のプラン例を確認しましょう。

同じような補償内容でも保険料が大きく変わってくることに気づかれるかと思います。

保険会社、渡航地域、渡航目的、重視したい補償によって保険料は変動しますので、最適な保険を見つけるという観点で留学保険のプロアドバイザーに相談するのも一つの手でしょう。

チェコ３ヶ月の留学保険プラン例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

チェコ６ヶ月の留学保険プラン例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

チェコ１年渡航の場合の留学保険プラン例

上記は、保険プランの一例となります。一部のプランのみの掲載となりますので、お見積もり依頼をいただければ、ご要望をお伺いしながら最適プランをご提案させていただきます。

留学保険の付帯サービス

留学保険には便利な付帯サービスがついています。

代表的なものとしては、1.キャッシュレス治療サービス、2.医療通訳です。

キャッシュレス治療サービス

実際に治療に数百万円かかってしまったとして、その場で金額を立て替えることは現実的ではないでしょう。

そのため、留学保険にはキャッシュレスサービスがついており、治療を受けた後に治療費を支払う必要がなく、保険会社が医療機関に直接治療費を支払ってくれるサービスがついています。

医療通訳

チェコでは病院で英語が通じないといったケースも多いですので、実際に治療を受けないといけない場合に困るケースも多いかと思います。

留学保険の付帯サービスの2つ目として医療通訳サービスがついている保険会社もありますので、このような保険会社を選択すると病院に通院する際も安心です。

まとめ

チェコへ留学で渡航する場合は留学保険が必須ですので、守りの部分である留学保険はしっかり検討して加入しておく必要があります。

実際どうやって選ぶべきか悩んでしまうという方は、留学保険の専門アドバイザーに相談するのも一つかと思います。

なかなか一生涯で留学保険を真剣に選ぶ機会もないかと思いますので、保険のプロに是非相談してみてください。

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