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20代の生命保険はどう選ぶ?20代で加入するメリットとライフステージごとの備え方を解説

社会人になると生命保険をすすめられる機会もありますが、「20代の自分に本当に必要なのか」と迷う人も少なくありません。

生命保険は長期間保険料を払い続ける商品だからこそ、周囲に合わせて加入するのではなく、自分の状況に必要な保障額を確認することが大切です。

本記事では、

  • 20代で生命保険に加入するメリット
  • 検討したい保険の種類
  • 独身・結婚・子育てという状況別の選び方

までをわかりやすく解説します。

目次

20代が備えるべきリスクとおすすめの生命保険

20代では、扶養する家族がいるほど生命保険の必要性は高くなります。一方、独身の場合も葬儀費用など最低限の死亡保障を備える選択肢があります。

まずは、家族構成ごとの主なリスクと、検討したい保険を確認してみましょう。

子どもがいる結婚している独身
生命保険(死亡保険)を検討する優先度高いやや高い最低限から検討
主なリスク子どもの独立までの家族の生活費と教育費万が一のときに残される配偶者の生活費葬儀費用・身辺整理費用
優先して検討したい保険収入保障保険や定期保険
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定期保険や収入保障保険
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葬儀費用程度を目安にした定期保険や終身保険
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家族構成によって備えるべきリスクや必要な死亡保障は異なるため、万が一のときに経済的に困る人がいるかを基準に、自分に合った保障を選ぶことが大切です。

20代の生命保険加入率はどれくらい?

20代の生命保険加入率は、およそ2人に1人という水準です。

生命保険文化センターの「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」によると、20代の生命保険加入率(全生保)は男性53.6%、女性47.3%です。全年代の加入率は8割前後で推移しており、全体の加入率は80.0%(男性78.2%、女性81.5%)となっています12

画像:20代の生命保険加入率(男女別)グラフ(生命保険文化センターの「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」によると、20代の生命保険加入率(全生保)は男性53.6%、女性47.3%です。全年代の加入率は8割前後で推移しており、全体の加入率は80.0%(男性78.2%、女性81.5%)

20代で扶養家族がいない場合は大きな死亡保障が必要ないケースもあります。

一方で、結婚や出産など今後家族を持つ可能性がある場合や、貯蓄が少ない状態で万が一のことが起きた場合に備えて、必要な保障を準備しておくことが重要です。

20代で生命保険に加入するメリットは?

20代のうちから生命保険へ加入することには、主に3つのメリットが挙げられます。

  • 保険料を抑えやすい
  • 健康状態による加入制限を受けにくい
  • 将来に向けた保障や貯蓄を早く準備できる

生命保険の保険料は一般に契約時の年齢や健康状態をもとに計算されるため、死亡率の低い20代は同じ保障内容でも保険料が低く設定されやすく、告知による所定の制約も受けにくい傾向があります。

ただし、20代はライフスタイルが変化しやすい時期でもあります。結婚や出産、転職などで必要な保障内容が変わる可能性があるため、将来不要になる保障に加入すると、長期間保険料を負担することになる点には注意が必要です。

また、貯蓄型の保険では早期解約すると解約返戻金が払込保険料を下回る場合があり、掛け捨て型でも必要以上の保障に加入すると、結果的に保険料負担が大きくなる可能性があります。

20代の生命保険の選び方のポイント

生命保険を選ぶ際には加入率や周囲の意見ではなく、「誰のために」「いつまで」「いくら必要か」を考えることが大切です。

図解:必要保障額の考え方の図解(必要になるお金−公的保障・貯蓄=保険で備える不足額)

生命保険(死亡保険)の種類は次のように分けられ、それぞれのライフステージによって検討する保険の優先度は変わります。

保険の種類特徴
定期保険(掛け捨て型)定めた期間内の死亡・所定の高度障害に備える。保険料を抑えやすい
収入保障保険(掛け捨て型)死亡保障を毎月の給付金の形で残せる
終身保険(貯蓄型)保障が一生涯続き、解約時は解約返戻金を受け取れるのが一般的

ここからは、独身・結婚・子どもがいる場合に分けて考えます。

独身の場合は最低限の保障から考える

独身の20代で扶養する家族がいない場合、大きな死亡保障が必要になるケースは多くありません。

おすすめの保険
  • 葬儀費用程度を目安にした定期保険や終身保険
  • 就業不能保険

20代独身で備えておきたい費用の例

  • 葬儀費用や身辺整理の費用
  • 病気やケガで働けない期間の生活費
  • 入院や手術時の自己負担費用

死亡保障で主に備えるのは、葬儀費用や身辺整理費用です。

鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」(2024年)によると、葬儀費用の平均総額は約118.5万円です3。独身の場合は、数百万円程度の死亡保障をひとつの目安として考え、必要以上に大きな保障を持たない選択肢もあります。

一方で、死亡保障だけでなく、病気やケガによる収入減少への備えも含めて、自分に必要な保障を考えることが大切です。

単身世帯の1か月の消費支出はどれくらい?

総務省「家計調査」(2025年)によると、単身・勤労者世帯(34歳以下)の消費支出は1カ月平均で約17.9万円です45

就業不能保険に加入すれば、一定の条件下で病気やケガで長期間働けなくなった際に、毎月給付金を受け取ることができます。

自分自身の1か月の消費支出の平均を調べておき、実際に数か月分の生活費を貯蓄で備えられるかを確認すると良いでしょう。

[内部リンク:20代向け医療保険の解説記事(公開後に設定)]

結婚している場合は生活費を基準に考える

結婚したら、残された配偶者の生活を保険でどこまで支える必要があるかを考えます。

共働きで双方に十分な収入がある場合は、当面の生活費と葬儀費用程度の備えで足りることもありますが、片働きの場合や収入差が大きい場合は、残された配偶者が生活を立て直すまでの期間を考えて保障を準備することが大切です。

結婚している人が備える費用の例

  • 残された配偶者の当面の生活費
  • 家賃や住宅ローンなどの住居費
  • 配偶者が生活を立て直すまでの期間の収入の補填
  • 葬儀費用
おすすめの保険
  • 定期保険
  • 収入保障保険

夫婦のみの世帯では、必要な期間だけ死亡保障を準備しやすい定期保険を検討できます。必要な死亡保障額や家計の状況によっては、収入保障保険を検討する方法もあります。

定期保険の仕組み

定期保険は、一定期間だけ死亡保障を確保できる生命保険です。必要な期間に合わせて保障を準備できるため、ライフステージに応じた備えがしやすい特徴があります。

保険期間が完了しても10年更新型では保障を継続できますが、更新時の年齢に応じて保険料が上がるのが一般的です。

図解:定期保険の仕組みの図解(例②10年更新型で更新しながら継続し更新のたびに保険料が上がるケースの2パターン。保険期間中だけ死亡保障が続き、満了後は保障なし・満期保険金なしであることを示す)
定期保険の仕組み(更新型)

備え方の例

配偶者の生活費(月額) × 備える年数

配偶者の収入・遺族年金・貯蓄 など

保険で備える不足額

「生活費がそのまま必要保障額になる」のではなく、公的保障や配偶者の収入などを差し引いた不足分を生命保険で備えることがポイントです。

定期保険についての解説記事はこちら
定期保険とは?特徴とメリット・デメリット、ライフステージ別の選び方まで徹底解説

子どもがいる場合は教育費まで見据える

子どもがいる場合は、配偶者の生活費に加えて、子どもの教育費まで含めて必要保障額を考える必要があります。

万が一の場合でも、残された家族の生活を維持しながら、子どもの進学や成長に必要なお金を準備できるように備えることが目的です。

子供がいる家庭で備える費用の例

  • 残された家族の生活費
  • 子どもの教育費
  • 家賃や住宅ローンなどの住居費
  • 葬儀費用
おすすめの保険
  • 収入保障保険
  • 定期保険

子どもがいる家庭では、家族の生活費に備えやすい収入保障保険を中心に、教育費なども含めた必要な死亡保障額に応じて定期保険を活用する方法があります。

収入保障保険の仕組み

収入保障保険は、被保険者が死亡または所定の高度障害状態になった場合に、遺族が毎月一定額の給付金を受け取れる生命保険です。

図解:収入保障保険の仕組みの図解(横軸に年齢。例として25歳で加入・60歳満了・給付月10万円。万が一の時期が早いほど受取総額が大きく、満了に近づくほど受取総額が減っていく三角形の形を示す。)
収入保障保険の仕組み

保障期間が進むにつれて受け取れる総額は少なくなりますが、子どもの成長とともに必要保障額も減っていく家庭では、合理的に備えやすい特徴があります。

備え方の例

(生活費 × 子どもの独立までの年数 + 教育費)

配偶者の収入・遺族年金・児童手当・貯蓄 など

保険で備える不足額

子どもがいる家庭では、必要な保障額は大きくなりやすいため、一定期間だけ大きな保障を持てる定期保険や、毎月受け取れる収入保障保険を活用すると、必要な期間に合わせて備えやすくなります。

収入保障保険についての解説記事はこちら
収入保障保険とは?必要性から後悔しない選び方まで徹底解説

生命保険は加入して終わりではなく、ライフステージが変化したタイミングが見直しの節目になります。定期的な見直しを心がけましょう。

まとめ|20代からの生命保険は目的に合わせて選ぶ

20代は結婚・出産・住宅購入など、生活環境が大きく変化しやすい時期です。

そのため、最初から大きな保障に加入するよりも、

  • 自分に万が一のことがあった場合、経済的に困る人がいるか
  • 必要な保障期間はどれくらいか
  • 保険料を無理なく払い続けられるか

を確認することが大切です。

まずは公的保障で何がカバーされるかを知り、足りない部分だけを保険で補うことを意識することで、無理なく合理的な備えができます。

20代の生命保険に関するよくある質問

学生や就職前でも生命保険に加入できますか

加入できる場合があります。多くの商品は職業を問わず申し込めますが、収入や年齢に応じて設定できる保障額に所定の制限がある場合があります。学生のうちは大きな死亡保障の必要性は低いため、就職して収入と生活が定まってから検討を始めても遅くありません。

会社の団体保険や共済だけで備えは足りますか

保険料を抑えやすい選択肢のひとつですが、退職すると継続できない場合や、保障内容・保障期間に所定の制限がある場合があります。内容を確認したうえで、不足があれば個人契約の保険で補う方法があります。

健康状態の告知で事実と違う内容を書くとどうなりますか?

事実と異なる告知は告知義務違反となり、契約を解除され、保険金や給付金が支払われない場合があります。過去の傷病歴を不利に感じても、ありのままを告知することが結果的に自分を守ります。なお、持病がある人でも加入しやすいことをうたう引受基準緩和型の商品もあります。

保険料の支払いが難しくなったらどうすればよいですか

すぐに解約する前に、保障額の減額や特約の解約、保険料の払い込みを止めて保障を残す払済保険への変更など、負担を下げながら契約を続ける方法がないか保険会社に確認しましょう。保険料の払い込みには所定の猶予期間が設けられており、期間内に払い込めば契約は継続します。

タバコを吸っていると保険料は高くなりますか

商品によっては、非喫煙で所定の健康基準を満たす人の保険料を割り引く保険料率が設定されている場合があります。その場合、喫煙者は割引が適用されず相対的に保険料が高くなります。ただし喫煙の有無で保険料が変わらない商品もあるため、加入時の告知内容とあわせて確認しましょう。

出典・参考サイト一覧

  1. 公益財団法人 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(2025(令和7)年度)生命保険に加入している人はどれくらい?加入金額は?:https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1221.html(2026年7月13日参照) ↩︎
  2. 公益財団法人 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(2025(令和7)年度)https://www.jili.or.jp/research/chousa/10350.html(2026年7月13日参照) ↩︎
  3. 公益財団法人 生命保険文化センター「葬儀にかかる費用はどれくらい?」(鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」2024年に基づく):https://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/836.html(2026年7月14日参照) ↩︎
  4. 総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf(2026年7月14日参照) ↩︎
  5. 公益財団法人 生命保険文化センター「月々の生活費は平均していくらくらい?」(総務省「家計調査」2025年に基づく):https://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/941.html(2026年7月14日参照) ↩︎

本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。保険商品のご検討にあたっては、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり」「約款」などを必ずご覧ください。
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この記事を書いた人

保険相談Times(株式会社インシュアランスブレーン)では、海外旅行保険(留学・ワーホリ・駐在・海外長期渡航など)・火災保険・法人損保、生命保険に関するお問い合わせを日々多数いただいています。その中で、お客様からのご質問・やり取りの中から「この情報は保険加入前に知っておいた方がいいな」といった内容を記事にまとめて保険の選び方を発信しています。
スタッフの詳細なご紹介:https://hokentimes.com/oversea/staff

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