火災保険

火災保険を利用したリフォームを行う際の注意点を徹底解説

リフォーム

今回は火災保険を利用したリフォームについて説明していきたいと思います。よく、「火災保険を利用して実質リフォーム費用が0円になります」と言った様な広告を見られた方もいらっしゃると思います。実はあれは結果的にそうなったということです。言い換えると、「損害があったところの修理費用を保険金で受け取り、リフォーム代を賄うことができたので、実質0円でした」ということです。そのため、損害が少なかった部分をリフォームする事になった場合は、結果的にリフォーム代が大きくなることもあります。

今回は、火災保険を利用したリフォームにおいて、メリット、デメリットを含め、どの様な手順でリフォームを行うべきなのかをまとめましたので是非最後までお読みいただければと思います。

ココがポイント

  1. 火災保険でカバーされるのは、リフォームの費用ではなく修理費用であることを理解しておこう。
  2. 修理費用とは、災害被害を受け家の価値が減ったものをゼロに戻すものを指します。
  3. リフォーム会社や保険金請求代行会社とのトラブルも多いですので、注意して契約するようにしましょう。


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修理とリフォームの違い

そもそも、修理とリフォームはそれぞれ異なるということをご理解ください。修理とは、破損した部分を直し、元の状態にすることを言います。すなわち、修理とは損害によるマイナスからゼロに戻す様な感覚です。一方リフォームとは、現在の建物をデザインを加えたり、住みやすくすることを言います。すなわち、リフォームとは特に損害のないゼロからプラスにする感覚です。

冒頭でも申し上げたとおり、火災保険で補償されるのはリフォームではなく、修理です。そのため、マイナスからゼロにする部分は補償するが、ゼロからプラスの部分は補償されないという事になります。これについて非常に誤解されやすい部分ですのでご注意いただければと思います。

火災保険は火災以外の補償もしてもらえる?

では火災保険により補償されているのはどの様な部分でしょうか。勘違いされている方もいらっしゃるかと思いますが、火災保険で補償されているのは火災による損害だけではありません。実は様々な補償が付与されています。以下にまとめましたので是非ご覧ください。

補償項目 補償内容
火災 火事だけでなくもらい火などの損害も補償されます。
落雷 落雷による損害の補償
破裂・爆発 破裂・爆発による損害の補償

例:近くの工場等の化学爆発により建物に損害を受けた。

風災・雹災(ひょうさい)雪災(せつさい) 風・雹・雪による損害に対する補償
水濡れ 漏水をはじめとした水漏れによる損害に対する補償

例:マンションの上の階の水漏れにより自室の天井から雨漏れが発生。

水災 台風・集中豪雨など水が原因の損害に対する補償
盗難 盗難被害に対する補償

例:家に泥棒が入り、現金や家電製品などが盗まれた

建物外部からの物体の落下・飛来・衝突 何がしかの物体が、建物の外からぶつかってきたときの損害を補償
破損・汚損 不測かつ突破的な事故による損害を補償

火災保険を利用するリフォームのメリットデメリット

しかしながら、「損害があったからこの際いいタイミングだから修理ではなくリフォームを行いたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、火災保険金を利用し、リフォームを行う上でのメリット・デメリットをまとめましたので是非ご覧ください。

火災保険を利用するリフォームのメリット

自己負担を軽減できる

1からリフォームを行うより格段に自己負担額が軽減されます。その代わり、火災などによる損害がなければ保険金が支払われないので、タイミングを選びづらいです。

今後の火災保険の保険料が上がらない

自動車保険等は事故があり保険金が支払われた場合保険料が上がりますが、火災保険では保険料が増額になりません。

火災保険を利用するリフォームのデメリット

保険金支払いまでの時間がかかる

保険金を申請してから、リフォームが完了するまで2〜3ヶ月かかることがあります。そのため、通常のリフォームよりかは工事時間等が多くかかることが多いです。

保険金の支払額によっては自己負担額が多くなる

保険金の支払額が思った以上に少なかった場合、自身の自己負担額が多くなることがあります。

火災保険を使ってリフォームする上で注意しておくべき点

火災保険を使ってリフォームをする上でご注意するべきことも幾つかございますのでご説明させていただきます。

保険金が受け取れない可能性がある

火災保険の保険金請求時には、保険金が請求されないことがございます。

経年劣化が原因での損害による保険金請求

経年劣化が原因での損害での保険金請求するケース元々建物の柱が長年で劣化し、そこに台風等により損害が発生したという様な事例です。この様に元から建物が傷んでいた場合は、保険金がおりないことがございますので、ご注意いただければと思います。

損害が発生して3年以上経過したものの保険金請求

火災保険のルールとして、損害が発生した時から3年以上経過した後の保険金請求は不可というものがあります。では3年いないならいつでも請求できるのかということですが、保険金請求はできるかぎり早めに行なった方が良いでしょう。理由としては、損害査定時に災害等の立証を行う事になるのですが、時間が経てば経つほどその因果関係を立証することが困難になるからです。立証できないことで保険金がもらえなかったという事例もございますので、保険金はできるかぎり早めに請求する事にしましょう。

リフォーム会社との相次ぐトラブル

ここでは、リフォーム会社との契約を行う際によくあるトラブルをご説明いたします。

契約を急がせる企業にはご注意を

リフォーム会社には、まだ保険金が支払われていないにもかかわず、リフォームの契約を急がせる会社があることがあります。その場合、見積もりを取ってしまいまだ保険金額が確定していないのに契約をしてしまうということです。その場合、思った以上に保険金が支払われなかった場合でも残りの金額を自己負担にて支払う必要があります。そのため、契約を急がせるリフォーム会社にはご注意しましょう。

高額な手数料を請求される

リフォーム会社によっては、火災保険金の申請を代行してもらえるところもあります。しかし保険金請求を代行することで香がうな手数料を取られる可能性もございます。また、契約後の解約により高額な解約料を請求されたという事例もございます。契約、手数料、解約料等は事前にしっかり確認しておく事にしましょう。

支払われた保険金を取っていく契約もある

契約書の内容によっては、請求して支払われた保険金を全てリフォーム会社に支払う旨の内容が書かれていると言った様な事例がございます。思った以上に保険金の支払いが大きかった時には逆に損になりかねません。契約内容の確認はしっかり行う様にしましょう。

保険金詐欺

リフォーム会社には「もしかしたらこの部分の損害も今回の災害等の損害として請求できるかもしれないので請求しておきましょう」という様に、事実とは異なる請求を行い、保険金詐欺の片棒を担ぐ事になる可能性もあります。「ついでに老朽化した建物の部分も請求して見ましょう」と言われた場合はどういう事なのかをしっかりと確認する事にしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。火災保険を利用したリフォームはメリット、デメリットそしてトラブルに巻き込まれることもよくある話です。リフォームを行う際は是非ご注意いただいてより賢く費用をかけないリフォームを行う事にしましょう。

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  • この記事を書いた人

保険Times Magazine編集部

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