旅行ツアー中に、お客様がケガをした場合は旅行業者が賠償責任を負うのかな?
旅行業者に必要な保険って何かな?
旅行業では、お客様が事故に巻き込まれるなどのリスクが考えられます。
今回は、旅行業で起こり得るリスクに備えるための保険について紹介します。
この記事を読んだあなたは、旅行業者に必要な保険について理解できるでしょう。
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旅行業を取り巻くリスクとは?
まず、旅行業を取り巻く3つのリスクを紹介します。
・業務上の賠償責任
・個人情報の漏えい
・経営のリスク
業務上の賠償責任
旅行業では、ツアー中にお客様やお客様のモノに損害を与えてしまうことが考えられます。
バスツアー中に事故に巻き込まれたり、ホテルの手配を間違えて追加料金が発生したりすることが考えられます。
業務上にトラブルが発生した場合、会社の信頼を失うことにも繋がるため、迅速に対応することが大切です。
個人情報の漏えい
次に旅行業では、個人情報が漏えいする可能性が考えられます。
セキュリティ対策をしっかりとしていたり、社員の意識教育を行っていたりすることが多く、リスクが大きい訳ではありません。
しかし、万が一個人情報が漏えいした場合、すぐに対処しなければならず、そのために費用も莫大にかかるでしょう。
お客様や取引先の情報を漏えいしないように注意が必要です。
経営のリスク
最後に、旅行業ではコロナのようなパンデミックが起こった場合に経営が傾く可能性があります。
国内・国外問わずに旅行に行くことが出来なくなり、仕事ができない状態が続きます。
発生頻度は少ないですが、感染症などにより経営の維持が難しくなることもあるでしょう。
旅行業で実際に発生した事故例
旅行業で実際に発生した事故例を紹介します。
実際に発生したトラブル
旅行会社の従業員が添乗員として、すべての旅行行程に同行する海外ツアーで発生した事例です。
観光地を回っている際に、旅行客を乗せないままツアーバスが出発したが、添乗員は旅行客を置き去りにしたことに気が付かず次の観光地に到着した。
置き去りにされた旅行客は、近くにいた別の日本人旅行客の車に同乗し、遅れてみんながいる観光地に到着。
置き去りにされた旅行者は、添乗員が点呼や確認を怠り精神的なダメージを被ったとして旅行会社に損害賠償を請求した。
旅行業者に使用者責任に基づく損害賠償責任がある反面、旅行者についても集団行動から離れて勝手に行動しており置き去りにされる原因があったとして、過失相殺は50%という判決。
旅行業者にとって、事故が発生するとお客様からの信頼を失う可能性が高いため注意が必要です。
トラブル事例や実際に発生したトラブルから分かるように、少しの誤りから大きなトラブルに繋がります。
同じような事故を防ぐためにも、対策を考える必要があるでしょう。
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旅行業者に必要な保険の種類は?
幅広いリスクを抱えている旅行業に必要な保険の種類を紹介します。
個人情報漏えい保険
個人情報漏えい保険は、個人情報が漏れた場合に発生する損害賠償や費用を補償する保険です。
旅行業者は、お客様の個人情報を多く取り扱うため、取り扱いには十分気をつけていると思います。
しかし、思いもよらないところで個人情報を漏えいする可能性も考えられるでしょう。
万が一、大量の個人情報が流出した場合、莫大な被害額になる恐れがあるため、保険に加入しておくと安心です。
火災保険
火災保険は、火災により会社が所有する建物や財産に損害があった場合に補償される損害保険です。
台風などの自然災害時も補償される保険のため、万が一の際に建物や設備が燃えてしまった場合のことを考えると、商品を作れなくなります。
店舗や事務所で火事が発生した場合、営業ができなくなり休業中に大きな損失を受けるでしょう。
また、お客様から預かった物も燃えてなくなる可能性があります。
万が一の際の被害額を把握して火災保険に加入しましょう。
法人向けの火災保険の詳細については、下記の記事をご確認ください。
D&O保険(会社役員賠償責任保険)
D&O保険は、取締役と執行役・監査役の業務に起因して発生するリスクに対して備える保険です。
旅行業だけではなく、どの業界においても法人の役員は、従業員よりも重い責任を負っています。
常にリスクにさらされているため、役員とその家族を守るためにも法人にとって必要性が高い保険でしょう。
D&O保険(会社役員賠償責任保険)の詳細については、下記の記事をご確認ください。
旅行業者賠償責任保険
旅行業者賠償責任保険は、旅行業者の業務遂行に起因して、旅行会社が法律上の賠償責任を負う損害に対して備える保険です。
旅行業者賠償責任保険の詳細については、後ほど詳しく説明します。
旅行業者賠償責任保険とは?
旅行業者賠償責任保険の保険適用例と補償内容について紹介します。
保険適用例
下記のようなトラブルが発生した場合に、保険が適用されます。
・添乗員がツアー中に誤って旅行客にケガを負わせた
・旅行客から預かったパスポートを紛失した
・ホテルの手配が誤っていた
・航空機のチケットの手配を間違えて、旅行客が予定していた便に搭乗できなかった
・登山ツアーで旅行会社の天候判断ミスにより旅行客が死亡した
支払われる保険金の種類
法律上の損害賠償金 | 法律上の損害賠償責任が発生した場合において、被保険者が被害者に対して支払責任を負う損害賠償金 |
争訟費用 | 損害賠償責任に関する訴訟や示談交渉において、被保険者が引受保険会社の同意を得て支出した弁護士費用、 訴訟費用等 |
緊急措置費用 | 被保険者が損害の防止軽減のために必要な手段を講じた後に賠償責任がないことが判明した場合において、応急手当、 護送等に要した費用、または引受保険会社の同意を得て支出したその他の費用 |
損害防止軽減費用 | 被保険者が他人から損害賠償をうけることができる権利の保全・行使手続または既に発生した事故に係る損害の発生・ 拡大の防止のために引受保険会社の同意を得て支出した必要・有益な費用 |
協力費用 | 引受保険会社が被保険者に代わって損害賠償請求の解決に当たるため被保険者に協力を求めた場合において、 被保険者が引受保険会社に協力するために支出した費用 |
保険金が支払われない場合
・被保険者である貴社またはその使用人による航空機、自動車、原動機付自転車または船舶の所有、使用または管理に起因する損害
・貴社またはその使用人による犯罪行為(過失犯を除く)または不誠実行為に起因する損害
・金銭の私用または支払もしくは回収の不能に起因する損害
・被保険者に対する損害賠償請求が事故の発生日から3年が経過した後に初めてなされた場合は、その請求の原因となった事由に起因する損害
・サイバーインシデントに起因する損害または損失
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旅行業者におすすめの保険
旅行業におすすめの保険会社を紹介します。
・東京海上日動
・三井住友海上
・損保ジャパン
保険会社によって、旅行業者賠償責任保険の取り扱いがない場合もありますが、旅行業者に考えられるリスクをカバーできるオーダーメイドのプランを作成してもらえる場合もあります。
まずは、複数の保険会社の内容を比較して、ご自身のリスクに合った補償を受けられる保険会社を選びましょう。
まとめ
旅行業者は、ツアー中にお客様が死亡やケガを負う可能性があるため、万が一のトラブルに備えて保険に加入する必要があります。
万が一、トラブルが発生した場合でも保険に加入していると迅速に対応できるため、保険に加入することをおすすめします。
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