物流に関係する保険種類がたくさんあって、何がなんだか分からない……
物流総合保険のおすすめ保険料の相場が知りたい。
物流といっても、輸送中だけではなく倉庫で保管中など幅広いリスクが潜んでいます。
今回は、物流業界で起こり得るリスクに備えるための保険について紹介します。
この記事を読んだあなたは、物流のリスクを包括的にカバーする物流総合保険について理解できるでしょう。
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物流で考えられるリスク
まず、物流を取り巻く2つのリスクを紹介します。
・倉庫に保管中のリスク
・輸送中のリスク
倉庫に保管中のリスク
物流といっても輸送中だけではなく、倉庫に荷物を保管している間にもリスクが潜んでいます。
倉庫保管中に火災が発生して焼失したり、荷物を移動させる時に紛失や損壊したりすることが考えられるでしょう。
そのため、輸送中だけではなく倉庫保管中や加工中などの工程でもリスクはつきものです。
輸送中のリスク
荷物を輸送中に盗まれたり、事故を起こして荷物が損壊したりすることが考えられます。
特に、交通事故は安全第一で運転していたとしても発生することもあるでしょう。
そのような場合に、荷物だけではなく従業員や車両についても保険に加入していると安心できます。
物流で実際に発生した事故例
実際に発生した事故の事例を紹介します。
事例1:大雪による損害
大雪により、ディスカウントストアを展開する企業の店舗で陳列商品に大量の水漏れの損害が発生した。原因は、想定を超える積雪の重みで屋根の一部に隙間が発生し、雪解け水が店舗内に流れ込んだためであった。ペットフード、文具、布団、電気調理器等、商品約20,000点に損害が生じた。
保険金支払額:2,717,668円
引用:AIG損保_国内物流総合運送保険_保険金支払事例
日本国内における輸送中・保管中・店舗販売中に発生した事故によって生じた損害が補償対象だったため、保険金が支払われました。
特に商品損害額が200万以上を占めており、その他は片づけ費用や臨時費用が支払われました。
特に、大雪が滅多に降らない地方だと建物の対策も万全ではなく、保険に加入していたおかげで金額的な損害は最小で抑えれたでしょう。
事例2:地震による損害
地震により、多種多様な商品を扱う卸売会社において、委託先倉庫内の大量の商品在庫が荷崩れを起こし、出荷予定の貨物に数多くの破損が発生した。地震発生後数日後には、在庫保管を委託していた倉庫会社から、損害在庫の処分指示があり、想定外のクリーニング費用および廃棄費用が発生した。
保険金支払額:32,300,000円
引用:AIG損保_国内物流総合運送保険_保険金支払事例
地震、噴火、津波による損害を補償するオプションに追加で加入していたため、保険金支払いの対象となりました。
通常であれば地震による損害については賠償されないかノヴいが高いでしょう。
地震はいつ発生するか分からないため、特約を付帯することをおすすめします。
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物流総合保険とは?
物流に関するリスクを包括的にカバーしてくれる物流総合保険の補償内容などについて、紹介します。
保険会社によっては、商品名が「物流総合保険」ではない場合があるため、補償内容で確認する必要があります。
物流総合保険の補償内容
物流総合保険は、会社が所有する原材料・部品・製品・半製品などをオールリスクで補償してくれます。
輸送中の損害 | 輸送用具の衝突・破損・へこみ・まがり・盗難・紛失で生じた損害に対する費用 |
保管中の損害 | 火災・爆発・風災・水災・破損・へこみ・まがり・盗難で生じた損害に対する費用 |
加工中の損害 | 火災・爆発・風災・水災・破損・へこみ・まがり・盗難で生じた損害に対する費用 |
残存物取片付け費用 | 損害を被った貨物の残存物の取片付けに実際に要した費用 |
臨時費用 | 貨物に損害が発生し保険金が支払われる場合に、臨時に生じた費用 |
検査費用・再梱包費用 | 貨物に損害が発生しているかを検査する場合に、検査・仕分・再梱包に実際に要した費用 |
上記の基本的な補償にプラスして、オプションで追加できる補償もあります。
残存物取片付け費用 | 損害を被った貨物の残存物の取片付けに実際に要した費用 |
臨時費用 | 貨物に損害が発生し保険金が支払われる場合に、臨時に生じた費用 |
検査費用・再梱包費用 | 貨物に損害が発生しているかを検査する場合に、検査・仕分・再梱包に実際に要した費用 |
補償が制限されるもの
下記のものは、補償対象外になります。
・貨紙幣類
・有価証券(手形・株券等)
・宝石
・貴金属
・美術品
・工芸品
・骨董品
・1点あたり30万円以上の毛皮製品・高級呉服
・自動車(自動二輪車、原動機付自転車を含む)
・被保険者が受託した貨物、リース・レンタル品、借用品、貸出し品、預かり品
・什器備品
・個人の家財
・輸出の目的をもって輸出本船または航空機に積み込まれた以降の貨物
補償が制限されるものは、表の通りです。
貨物 | 補償の範囲 |
---|---|
・野積み貨物 ・被覆の完全でない輸送用具に積まれている間の貨物 | 火災、爆発、もしくは輸送用具の衝突・転覆などによって生じた損害にかぎり保険金が支払われる |
・ばら積み貨物 ・生鮮食料品 ・植物 | 特定危険担保条件および輸送用具1台ごとの盗難・不着によって生じた損害にかぎり保険金が支払われる |
・生動物 | 特定危険担保条件によって生じた1頭ごとの死亡による損害にかぎり保険金が支払われる |
・中古機械 ・中古建機 | 錆損、擦損、かぎ損、まがり損およびへこみ損によって生じた損 害については保険金は支払われない。ただし、輸送中・ 保管中・加工中・搬入作業中に貨物に生じたことが明らかな場 合は、保険金が支払われる。 |
・冷凍、冷蔵、保冷状態の貨物 ・定温管理されている貨物 | 温度変化によって生じた損害については保険金が支払われない |
保険金が支払われないケース
保険金が支払われないケースを紹介します。
・保険契約者、被保険者等の故意または重大な過失による損害
・貨物の自然の消耗や性質・欠陥による損害
・荷造りの不完全による損害
・輸送用具が貨物を安全に輸送するのに適していなかったことによる損害 ・運送の遅延による損害、間接損害
・戦争・内乱、魚雷・機雷の爆発、押収、検疫、公権力による処分による損害
・ストライキ、集団によりなされた暴力的かつ騒動的な行動による損害
・地震、噴火もしくはこれらによる津波によって生じた損害
・化学兵器、生物兵器、生化学兵器または電磁兵器による損害
・サイバー攻撃によって生じた損害
この他にも細かい決まりがありますが、主にこのような場合に保険が適用されません。
物流総合保険の保険料の相場は?
物流総合保険の保険料はどうやって決まるのかを紹介します。
・主な商品、在庫品
・年間の売上高
・一輸送あたりの最大積載額
・保管場所・加工工場の名称、所在地、構造、平均在庫額など
・不特定保管場所・不特定加工工場の有無
・過去の事故内容
上記の内容から、保険料は算出されます。
保険金を高く設定すれば、保険料も高くなります。
また、内容を確認して保険会社がリスクが高いと判断した場合は、保険料も上がります。
会社の規模や加入する保険会社によって保険料は変わるため、「保険料は◯◯円です」と断言することはできません。
そのため、複数の保険会社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。
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おすすめの物流総合保険
物流業界におすすめの保険を紹介します。
物流総合保険は、保険会社によって商品名が異なるため、補償内容などを確認して加入しましょう。
・損保ジャパン
・東京海上日動
・三井住友海上
・AIG損保
まずは、複数の保険会社の内容を比較して、ご自身のリスクに合った補償を受けられる保険会社を選びましょう。
まとめ
物流関係の仕事は、保管中の盗難や輸送中の事故など、幅広いリスクが考えられます。
そのため、リスクを包括的にカバーしてくれる物流総合保険に加入することで安心できるでしょう。
トラブルが発生した場合でも保険に加入していると迅速に対応できるため、物流総合保険に加入することをおすすめします。
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