デリバリーバイトに必要な保険はどんなものだろう？
保険に加入していないと、雇ってもらえないのかな？
デリバリーバイトでは、交通事故などのトラブルが発生することが考えられます。
今回は、デリバリー配達員に起こり得るリスクに備えるための保険について紹介します。
この記事を読んだあなたは、デリバリーバイトで必要な保険について理解できるでしょう。
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デリバリー配達員は保険が必要？
デリバリー配達員として働く場合に、自分で保険に加入する必要はあるのでしょうか？
形態により異なる
会社によって違いはありますが、デリバリー配達員には2つの形態が存在します。
・アルバイト
・業務委託
アルバイト
アルバイトの場合は、雇用契約を結び直接雇用として働くため、業務中にトラブルが発生した場合は、労災保険が適用されます。
労災保険は、業務中に事故やケガが発生した場合に、保険金が支払われる制度です。
正社員やアルバイトなどの労働者が対象の保険制度のため、デリバリー中に事故が発生した場合に補償を受けられます。
業務委託
業務委託の場合は、直接雇用ではないため、事故が発生しても労災は適用されません。
傷害見舞金のみの支払いとなるため、仕事を受ける場合には任意保険への加入が義務付けられていることが多いでしょう。
万が一、義務付けられていない場合でも、業務委託で仕事を受ける場合は、必ず任意保険に加入することをおすすめします。
補償が不十分
ある会社では、業務委託のデリバリー配達員を対象とした見舞金制度が設けられています。
交通事故が発生した場合、下記の補償を受けられます。
| 補償内容 | 限度額 | 内容 |
|---|---|---|
| 医療見舞金 | 25万円 | 配達中に傷害を被り、治療を要して入院または通院した場合の治療実費が対象 |
| 死亡見舞金 | 1,200万円 | 配達中に傷害を被った日からその日を含めて180日以内に死亡または後遺障害が発生した場合が対象 |
| 後遺障害見舞金 | 1,200万円 | |
| 入院見舞金 | 7,500円/日 | 配達中に傷害を被り入院した後、就業不能・自宅療養となった場合90日を限度に見舞金が支給 |
見舞金制度で気を付けたいことは、補償の対象は配達員のみであることです。
デリバリー配達員が加害者になった場合、被害者の補償はありません。
そのため、業務委託のデリバリー配達員は、見舞金制度だけでは補償が不十分です。
必ず、被害者への補償が備わっている任意保険に加入しましょう。
大手デリバリー会社の補償内容を比較
大手デリバリー会社である、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」と「出前館」がデリバリー配達員向けに用意している保険の補償内容を紹介します。
| Uber Eats(ウーバーイーツ) | 出前館 | |
|---|---|---|
| 適用範囲 | 配達中のみ | 配達中のみ |
| 損害賠償責任 | 対人・対物1億円 | なし |
| 医療見舞金 | 最大50万円 | 最大25万円 |
| 死亡見舞金 | 1,000万円 | 1,200万円 |
| 後遺障害見舞金 | 最大1,000万円 | 最大1,200万円 |
| 入院見舞金 | 7,500円/日 | 7,500円/日 |
どちらも業務中のトラブルが対象です。
任意保険では、業務中以外の自転車事故も対象になることもあるため、自転車を利用する場合は任意保険に加入することをおすすめします。
デリバリー配達員の保険の選び方
デリバリー配達員が任意保険に加入したい場合、どのように保険を選んだら良いのかを紹介します。
業務中の事故が対象であるか
任意の自転車保険の多くは、「業務中の事故は補償適用外」の場合が多いです。
そのため、デリバリー中の事故に備えて任意保険に加入しても、万が一の時に保険金が支払われない可能性があります。
どのような場合に業務中とみなされるのか、補償の対象とならない場合について、しっかりと確認しましょう。
補償内容は十分か
保険の補償内容が、万が一トラブルが発生して損害賠償を求められた場合に、十分に対応できるものであるか確認しましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の補償内容のように、損害賠償責任がない場合もあります。
損害賠償責任の補償がないと万が一の時に、保険が適用されず保険に加入している意味がありません。
補償は最低でも、対人1億円・対物1,000万円は確保することをおすすめします。
業務用バイクも加入できるか
デリバリー配達員の仕事をする場合、自転車以外にもバイクを利用する方も少なくないでしょう。
必ず任意保険に加入することをおすすめしていますが、業務用バイクが加入できる保険プランはあまり多くはありません。
特に、インターネットから格安で加入できる保険では、ほとんど取り扱いがないと考えて良いでしょう。
そのため、加入する際は必ず業務用バイクは補償対象であるかの確認をすることをおすすめします。
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デリバリー配達員の保険の入り方
デリバリー配達員の保険の必要性を説明しましたが、実際に保険に加入する場合はどうやって加入すれば良いか分からない方もいるでしょう。
デリバリー配達員の保険の入り方について紹介します。
インターネットから加入
一番簡単な方法は、インターネットから加入する方法です。
この場合は、24時間365日いつでも、家でも外出中でもどこからでも申し込みが可能です。
しかし、インターネットから加入する場合は、自分でしっかりと補償内容を確認して理解する必要があります。
また、業務中の補償を含む保険はインターネットサイトからは加入できないケースもあるため、注意が必要です。
保険会社から加入
一番安心して加入できる方法は、保険会社や保険代理店で加入する方法です。
補償内容や適応外の事例などを詳しく聞くことができるため、誤った認識のまま保険に加入することを防げるでしょう。
保険のプロに相談することで、ご自身に必要な補償が備わっている保険に加入できます。
また、複数の保険会社を扱っている保険代理店の場合は、各社の補償内容や保険料を比較して検討できるためおすすめです。
保険に加入しないで良い場合はある？
ここまでは、デリバリー配達員をする場合は、任意保険に加入することをおすすめしました。
その反対で、任意保険に加入しないで良い場合はあるのでしょぅか。
結論から言うと、デリバリー配達員が任意保険に加入しないで良い場合はありません。
任意保険に加入しなくても、元々補償を持っているから大丈夫だとよく勘違いされやすい内容について紹介します。
クレジットカード付帯の保険がある
クレジットカードを持っている場合、クレジットカード付帯の保険があるから大丈夫と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、クレジットカード付帯の保険の多くは旅行傷害保険の場合が多いです。
旅行中のトラブルを補償してくれる内容のため、自転車などの交通事故は保険適用外なので注意しましょう。
レンタル自転車を使っている
所有している自転車ではなく、レンタル自転車を使っている場合は、レンタル自転車会社が保険に加入していると個人で任意保険に加入しなくても良い場合があります。
レンタル料金に保険料が含まれているケースもあるでしょう。
保険の補償内容は、レンタル会社によって異なるため、事前に確認する必要があります。
万が一、補償限度額を超える金額の事故の場合は、限度額超過分は自己負担となります。
事故が発生した場合に自分を守ってくれる補償内容であるか、しっかりと確認しましょう。
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デリバリーバイトにおすすめの保険
最後に、デリバリーバイトにおすすめの保険を紹介します。
・東京海上日動：eサイクル保険
・三井住友海上：ネットde保険@さいくる
・損保ジャパン：バイク保険
まずは、複数の保険会社の内容を比較して、ご自身のリスクに合った補償を受けられる保険会社を選びましょう。
まとめ
デリバリーの配達員として働く場合は、事故に巻き込まれる可能性が高いため、必ず自転車保険やバイク保険に加入しましょう。
万が一、トラブルが発生した場合でも保険に加入していると迅速に対応できるため、特に業務委託の場合は保険に加入することをおすすめします。
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