4tトラックの任意保険料の相場は？保険料などかかる費用を解説

4tトラックを所有するにあたって、維持するためにどれぐらいの費用がかかるのか知りたい。

任意保険の保険料やおすすめの保険会社を教えて欲しい。

運送業の方は、4tトラックを所有している方も少なくないでしょう。

トラックを所有するにあたって、それなりの維持費がかかるため、年間でかかる費用が気になると思います。

万が一の事故に備えて、任意保険に加入する方も多いです。

今回は、4tトラックに必要な費用や保険料の相場について解説します。

この記事を読んだあなたは、4tトラックを所有するための必要な知識を得られるでしょう。

4tトラックにかかる費用は？

4tトラックは汎用性が高いため、運送業に人気のトラックです。

そんな4tトラックを所有するにあたって、かかる費用を紹介します。

自動車税

自動車重量税は、車両の大きさを基準として課される税金で、毎年支払わなければいけない費用です。

自家用車か貨物用車かによっても金額が異なります。

	通常金額	10％重課税金額
自家用車	20,500円	22,500円
貨物用車	15,000円	16,500円

車齢11年超のディーゼル車や、車齢13年超のガソリン車は10％課税されます。

自動車重量税

自動車重量税は、車両の重さなどを基準として課される税金で、購入時か車検時に支払わなければいけない費用です。

4tトラックの車検は、初回の車検を受けた後は毎年受けることが必要になります。

	通常	13年以上	18年以上
自家用車	16,400円	22,800円	25,200円
貨物用車	10,400円	10,800円	11,200円

製造年数が13年以上の場合は、自動車重量税が高くなります。

保険料

保険料は「自賠責保険」と「任意保険」の2種類に分かれます。

自賠責保険は、車両を所有している方は必ず入らないといけない義務化されている保険です。

しかし、任意保険はご自身で必要に応じて加入する保険になります。

運送業を営む方や車両を所有している方は、万が一事故が発生した場合に自賠責保険では補償内容が不十分なため、任意保険に加入している方が大半です。

普通車と4tトラックの維持費を比較

普通車と4tトラックで大きく違う維持費は、車検代にかかる自動車重量税です。

普通車の場合は、車検は2年置きにあります。

しかし、4tトラックは購入してから2年後の車検を受けて以降は、毎年車検を受けなければいけません。

車検時に必要になる自動車重量税を毎年支払わなければいけない点が、普通車と4tトラックの違うところです。

自動車保険の種類①自賠責保険

まずは、自動車を所有している人は加入義務がある「自賠責保険」について紹介します。

自賠責保険の補償内容

自賠責保険は、被害者を守るためにあります。

そのため、補償内容は所有者ではなく被害者を守ることをメインとした内容になっていることが特徴です。

補償されるのは「対人賠償」のみで、支払われる保険金にも上限が定められています。

	損害の範囲	支払い限度額
傷害による損害	治療関係・文書料・休業損害・慰謝料	最高120万円
後遺障害による損害	逸失利益・慰謝料	最高4,000万円
死亡による損害	葬儀費用・逸失利益・慰謝料	最高3,000万円
死亡するまでの傷害による損害	治療関係・文書料・休業損害・慰謝料	最高120万円

自賠責保険料

	12ヶ月	13ヶ月	24ヶ月	25ヶ月
自家用車	18,230円	19,290円	30,980円	32,030円
貨物用車	24,100円	24,640円	42,610円	44,130円

自賠責保険料は、地域によって異なる場合があるため、参考程度にしてください。

保険期間や車両の利用目的によっても、保険料は異なります。

自動車保険の種類②任意保険

次に、自動車を所有している人に加入義務はなく任意で加入できる「任意保険」について紹介します。

任意保険の補償内容

任意保険は、自賠責保険と異なり補償内容や金額をご自身で設定することが可能です。

加入義務はありませんが、自動車を所有する方のほとんどが加入しているでしょう。

なぜかというと、自賠責保険は対人賠償のみしか補償されないため、事故が発生した場合を考えると補償が不十分だからです。

任意保険では、下記の通り大きく5つの補償を受けられます。

対人賠償

対人補償は、自賠責保険でも補償される内容です。

第三者を死亡させたり、ケガを負わせた時に支払われます。

治療費や慰謝料を補償してくれます。

対物賠償　

対物賠償は、第三者の物を壊した時などに支払われます。

修理費用などを補償してくれます。

搭乗者傷害

搭乗者傷害は、車に乗っていた人がケガをした時に定められた金額が支払われます。

実査にかかった治療費ではなく、あらかじめ契約で決められた金額が支払われることが特徴です。

人身傷害

人身傷害は、自動車事故によって、死亡やケガを負った場合に支払われます。

実際にかかった治療費などの損害額を、設定した保険金額の範囲内で補償してくれます。

車両補償

車両補償は、対象の車の修理費等が支払われます。

普通車とは比べると車体も大きく修理費も高額になることが考えられるため、加入することをおすすめします。

これ以外にも、任意保険では4tトラック向けに法人に特化した特約も用意されている場合があります。

保険会社によっても補償内容や特約の充実に差があるため、複数の保険会社に問い合わせて比較検討しましょう。

4tトラックに任意保険が必要な理由

加入が義務付けられている自賠責保険があるにもかかわらず、任意保険に加入する方が多い理由を解説します。

車体が大きいため事故の確率が高い

4tトラックは車体が大きいため、事故を起こす可能性が高いです。

もし事故が発生した場合の被害は、普通車よりも大きくなることが考えられます。

また、ドライバー以外に荷物を積んでいるため、荷物に人と荷物の両方に損害があった場合の被害額は高額になることが予想されるでしょう。

そのため、事故が起きた時のことを考えると必ず任意保険に加入した方が良いです、

場合によっては、会社の経営にまで影響をもたらす可能性が考えられます。

自賠責保険だけでは補償内容が不十分

自賠責保険は「対人補償」しか補償がない上に、補償額の上限が定まっており低いため、万が一の時に補償が不十分である可能性が高いです。

もちろん、補償が足りない分は個人で負担することになります。

損害額が大きい場合、自賠責保険で足りない補償を会社や個人が補うことになりますが、支払えない可能性が高いでしょう。

しかし、そうなると会社の信用を失うことにも繋がります。

相手を死亡させた場合など高額な賠償金を支払わなければいけない可能性も少なからずあることを想定して、任意保険に加入することをおすすめします。

任意保険に加入していないケース

任意保険に加入することをおすすめしますが、実際のところ任意保険に加入していない運送会社もあります。

なぜ、任意保険に加入していないケースがあるかというと、大手運送会社の場合は「自家保険」という仕組みがあるからです。

数台ではなく、多くの台数を保有している会社の場合、すべての車両が任意保険に加入すると保険料代だけでかなりの金額がかかってしまいます。

そのため、任意保険には加入せずに浮いたお金を損害賠償費用として貯めておく仕組みが「自家保険」です。

万が一、事故が発生した場合には、貯めておいたお金から損害金を支払います。

任意保険で保険料を支払うよりも、安くなる可能性が高いです。

この方法は、自家保険として費用を貯められるぐらいの資金がある大企業でしかできない方法でしょう。

そのため、個人事業主や中小企業の場合は、任意保険に加入することをおすすめします。

4tトラックの任意保険の相場は？

4tトラックの任意保険料の相場は、8万円～30万円ぐらいと考えると良いでしょう。

しかし、保険会社や補償内容などにより保険料は大きく異なります。

万が一の時を考えてたくさん特約を付けて補償内容を手厚くした場合、保険料は高くなります。

逆に、自賠責保険で足りない部分を少しカバーする程度の補償内容であれば保険料は安いです。

会社の規模などによっても加入すべて補償内容は異なるため、保険会社に相談してご自身に合ったプランを見つけましょう。

4tトラックでおすすめの保険会社

最後に、4tトラックの保険を検討されている方に、おすすめの保険会社を紹介します。

まずは、保険会社に問い合わせて相談しましょう。

まとめ

4tトラックを所有している運送業者の方は、必ず任意保険に加入することをおすすめします。

大企業の場合は別として、万が一事故が発生した場合に、自賠責保険だけでは補償が不十分です。

4tトラックは、車体が大きく重量もあり、走行距離も長くなるため事故が発生する可能性が高いので必ず任意保険に加入しましょう。

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