台湾へ留学やワーホリに行く人にぜひ読んでもらいたい「台湾の医療費と医療事情」

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親日国としても知られる台湾は、日本人の人気の旅行先。年間を通して数多くの人が台湾を訪れています。そして実はあまり知られていないことに、台湾と日本はワーキングホリデーの提携が結ばれていることもあり、近年では留学以外にワーキングホリデーで台湾に滞在する人も増えています。留学やワーキングホリデーで台湾に滞在する上で把握しておくべきものとして保険事情があげられます。台湾にいて病気やケガをしても困らないよう、保険についてしっかり確認しておくと何かあった時にもスムーズに対処できます。ここでは留学やワーキングホリデーで台湾への滞在を考慮している方に、台湾の医療制度や医療水準、医療費などについてご紹介していきます。

台湾の医療水準について

台湾の医療水準は日本とほぼ同等です。医療技術も非常に進んでいます 。日本や欧米に留学経験をした医師も多いことから、日本語や英語でコミュニケーションが取れる医師もいます。消化器以外の臨床では日本よりも先進的であるという意見も一説にあるほど、台湾の医療水準は高いと言えます。留学やワーキングホリデーで長期滞在する場合でも、安心して医療機関に行くことができます。

また、治安も比較的いいことで知られています。しかしながら交通事情はあまりよくなく、車やバイクなどの事故も多いことから注意は必要です。

 

台湾の医療制度

台湾ではユニバーサルヘルスケアという全国民が加入する健康保険制度があります。台湾の人口の99%にあたる人が加入しています。健康保険の負担は医療費の64.9%で、約35%の金額が実質の個人負担額になっています。これは日本とほぼ同等水準と言えます。

 

台湾国籍保持者の他に留学やワーホリなどで長期に渡り台湾に滞在する場合は、日本の国民健康保険にあたる「全民健康保険」の加入が義務付けられています。外国人であっても、条件を満たす場合は台湾国民が加入している健康保険への加入義務があります。「義務」ということをしっかり頭に入れておきましょう。

全民健康保険加入の条件

 

1.台湾地区で居留証明文書(外国人の場合、外僑居留証)を持つ者は、台湾滞在が連続して満6カ月に達した日、或いは一回の出国が30日未満で、滞在期間から出国日数を減じた日数の合計が6カ月に達した日から、健康保険に加入できますが、合法的に雇用されている場合は、就業を開始した日から健康保険に加入できます。

 

2.居留証明文書の有効期間が切れれば加入資格を失うので、健康保険の取り消し手続きをとらなければなりません

 

以上、内政部入出国及移民署より引用

 

 

留学の場合は学費の3学期目(7ヶ月〜9ヶ月目分)の支払いをしていないと居留証が申請できません。無保険期間が発生するリスクが考えられるので、きちんと確認が必要です。また、加入すべき人が加入していない場合は、3,000元以上15,000元以下の罰金が課せられるので長期滞在を考えている方は、しっかりと把握しておくことが重要です。

 

台湾の全民健康保険の支払い方法

①金融機関での引き落とし、ATMでの支払い

②窓口での納付

③コンビニでの支払い

④全国納付ネットからの支払い

補償内容:

・入院は、入院日数および病室(急性病室/慢性病室)に応じて費用の5%~30%を自己負担。外来は医療機関の等級に応じ50~150台湾元を自己負担(歯科、漢方50台湾元、救急150~450台湾元)。出産、重大病、予防保険は全額を給付。

・高額医療費:急性病室30日以内、慢性病室180日以内の退院の部分負担上限は1回30、000台湾元、年間50、000台湾元超過日数分は負担比率に従って負担。

 

※全民健康保険は台湾での入院や治療の補償です。死亡補償や盗難、破損などの補償、医療通訳、キャッシュレス治療などは無になります。

 

台湾の医療費

台湾の医療費は日本と比較すると安いとされています。ただし緊急性を要する日本への緊急輸搬送などが必要になった場合などは140万円前後必要になってくるので、保険に加入しているかいないかで大きな違いがでてきます。

ここでは実際、台湾での医療費はどのくらいかかるのか、日本と比較しながら大体の目安をいくつかご紹介していきます。

 

項目名 日本 台湾
救急車を呼んだ場合の費用 無料
※一般的に海外では費用が発生することが多くあります
無料
病院の初診料 3,000円弱程 5,500円程度
虫垂炎の治療費 400,000円程

(日本の基準額は、10割負担を想定)
※平均入院日数は日本では4日程度

300,000円

(台湾の医療費水準は、日本の医療費に比べて8割程度の水準となります)

骨折時の治療費 20,000円 15,000円
病院の部屋代(1日平均) 個室:30,000円~100,000円

 

個室:5,000円~20,000円

 

 

台湾の保険金請求事例

 

No. 内容 請求金額
1 クルーズ船内でベッドから転落、首を痛め下船し受診。椎間板ヘルニア・胸椎骨折と診断され14日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。  617万円
2 空港到着後に突然意識不明となる。くも膜下出血と診断され30日間入院・手術。家族が現地に駆けつける。医師・看護師が付き添い、日本へ医療搬送。  465万円
3 ベランダから落下。胸椎・腰椎他骨折、脊髄損傷の診断。214日間の入院および手術。看護師が付き添い医療搬送。 456万円

 

留学やワーキングホリデーで台湾に滞在する際の保険は?

留学の場合

台湾に留学する場合は、留学保険の加入は必須でありません。ワーキングホリデーを利用して台湾に滞在する場合は、ワーホリ保険の加入が必須なので、このあたりが少々異なります。

また、台湾に渡航し6か月以降には台湾の全民健康保険に強制加入が必須になります。台湾の病院で治療を受ける場合には35%負担という保険になります。しかしながら、全民健康保険は台湾での治療や入院の補償になることから、万が一なにかのトラブルが発生し、意思表示が自分でできなくなった場合の高額な医療費、医療移送費などを考慮し、万が一のことを考えて海外旅行保険に加入していくという方も多くいます。海外旅行保険は医療通訳やサポートも受けられることから、慣れない土地での留学生活を安心できるものにするためには、加入しておくのがベターです。また、盗難に遭遇してしまったり器物を破損してしまったという場合にも心強く、キャッシュレスで治療を受けられるサービスや語学に心配がある場合でも日本語でサポートしてもらえることもあるので、安心度も大きく異なります。保険の料金は補償内容や補償金額によって変わりますが、自分にとって何が必要かを考慮した上で選ぶといいでしょう。

 

ワーキングホリデーの場合

台湾のワーキングホリデーはビザの申請にあたり、海外保険(ワーホリ保険)に加入書類の原本が必要です。ワーキングホリデーで滞在する方の中には保険が高額という理由で、保険に加入せずに行こうと考える方もいますが、台湾へワーキングホリデーに行く場合は海外旅行保険加入は必須と考えるのがベター。

 

台湾へワーキングホリデーに行く際に一般的なのが「ワーホリ保険(海外保険)」です。ワーホリのビザを申請する際、ビザ申請を確実に通るためにはワーホリ保険が最もベターと言われています。

ワーホリ保険の特徴としては、医療に関する保険だけでなく、携行品に関する補償や渡航時においての飛行機遅延費用や手荷物遅延費用などの補償もついているものなど、その種類は様々です。また、現地の医療機関を訪れる際には日本語通訳のサポートがあるなど、手厚い補償があるので安心もできます。保険料は15~20万円ほどかかってしまうので決して安いとは言えませんが、補償される項目をチェックして選んでいくと安くなることもあります。何よりも安心と手厚い補償がついてくるので、万が一の時のことを考えると決して高いものではないことがわかることでしょう。

 

最近は日本の国民健康保険で台湾のワーホリビザの申請も可能になっています。一般的に多くの方は、日本を出発する際に一度保険を脱退してから、帰国後に再度加入していますが、この国民健康保険に加入したままでも可能というわけです。市役所などで国民健康保険の海外医療費の資料を入手し、保険証のコピーをビザ申請時に提出する方法です。この場合の注意点としては、海外で受けた治療を日本で受けた際の金額に置き換え、その7割が補償されるというもの。台湾は日本と比較すると医療費は基本的に安く収まるといわれていますが、7割しか補償されないということもしっかりと把握しておくことが必要です。

 

ワーホリ保険に加入するか国民健康保険を利用するかは人それぞれですが、万が一の時に備えておくのが保険。しっかりと見極めることも重要ですね。

 

また、クレジットカードに付帯している海外保険を利用する方もいますが、台湾のワーホリのビザ取得時に条件となっている滞在期間をカバーする海外保険には該当しないことから、ビザが下りない可能性も出てきます。また、クレジットカード付帯の保険は現地でのサービスが含まれていなかったりすることもあり、デメリットも多いことから、ワーホリで長期滞在する場合にはおすすめできません。

 

まとめ

台湾に留学やワーキングホリデーで滞在するために必要になってくる保険事情についてご紹介しましたが、いかがでしたか?台湾は親日家も多いことで知られ、日本人にとっても非常に馴染み深い国の1つです。滞在中は勉強はもちろんのことですが、多くのことを学んで充実した時間を過ごしたいものですね。台湾は治安もいい国ですが、病気になったりケガをしたり、何が起こるかはわかりません。万が一何かトラブルが起こっても慌てて困らないよう、サポートが充実している保険選びは重要なポイントになってきますね。台湾へ留学やワーホリを検討している方は、ぜひここでご紹介した内容を参考にしながら自分に合う保険選びをしてくださいね。

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