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学資保険の一括払いはいくら?返戻率やメリット・デメリットを解説!

学資保険 一括払い

保険料の支払いが月払い・半年払・年払いの他に一括払いとあるが、どの支払い方法がお得なのかな?

返戻率が高い一括払いにしようか迷う……

学資保険を検討している時に、どの支払い方法にしようか迷われる方も少なくないでしょう。

今回は、学資保険の一括払いについて分かりやすく解説します

この記事を読んだあなたは、学資保険の一括払いのメリットやデメリットを理解することができるでしょう。

目次

学資保険とは?

学資保険とは、子どもの教育資金を計画的に準備するための保険です。

契約者(主に親)が保険料を支払い、子どもの入学時期などに応じて給付金が支払われます。

また、契約者に万が一のことがあった場合でも、その後の保険料の支払いが免除され、満期時には予定通りの給付金が支払われる仕組みです。

学資保険に入るべきかは、子どもの教育資金をどう準備していきたいか各家庭によって異なります。

加入しておくと万が一の場合に安心できるためおすすめです。

学資保険の一括払いとは?

学資保険の一括払いとは、契約時に保険料をまとめて全額支払う方法のことです。

月払い:毎月保険料を支払う方法

半年払:半年分の保険料をまとめて支払う方法

年払い:1年分の保険料をまとめて支払う方法

一括払い:契約時に保険料を全額支払う方法

一括払いは、月払いや年払いに比べて支払回数が少ない分、保険料の総額が安くなる傾向があります。

また、返戻率も高くなるため、資金に余裕がある家庭に人気の支払方法です。

学資保険を一括払いするメリット

学資保険を一括払いするメリットは、3つあります。

・保険料の払込総額が安くなる
・一括払いは返戻率が高い
・確実に教育資金を準備できる

保険料の払込総額が安くなる

学資保険を一括払いする一番のメリットは、保険料の払込総額が安くなることです。

月払いや年払いなどの分割払いでは、支払う期間が長くなるため保険料も高くなります。

保険会社は支払われた保険料を運用して保険金の支払いに備えるため、一括払いでまとまった保険料を払ってもらえると効率的に運用できます。

そのため、一括払いを選択することで、支払う保険料の総額を節約することが可能です。

一括払いは返戻率が高い

一括払いは保険会社にとって資金を長期的に運用できるメリットがあるため、月払いや年払いよりも返戻率が高く設定されています。

支払った金額に対して戻ってくる金額が多くなるため、効率よく教育資金を増やすことが可能です。

確実に教育資金を準備できる

一括払いを選ぶことで、途中で支払いが困難になるリスクがなくなります。

失業などで家計が苦しくなることもあるかもしれません。

経済的な状況が変化しても保険契約は継続され、確実に満期時に資金を受け取れる安心感があります。

学資保険を一括払いするデメリット

学資保険を一括払いする場合のデメリットは、3つあります。

・払込免除特約が活用できない
・生命保険料の控除が毎年受けられない
・一時的な出費が大きい

払込免除特約が活用できない

学資保険の多くには、契約者が死亡・高度障害状態になった場合に、その後の保険料の支払いが免除される「払込免除特約」が付帯されています。

月払いや年払いの支払方法では、支払いが困難になった場合でも「払込免除特約」により保険料の支払いが免除されます。

しかし、一括払いではすでに全額支払っているため、この特約の恩恵を受けることができません

生命保険料の控除が毎年受けられない

生命保険料控除は、毎年の支払いに応じて所得控除を受けられる制度です。

月払いや年払いの場合は、保険料支払期間は毎年控除を受けられます。

しかし、一括払いでは支払いが一度きりのため、控除もその年のみとなります。

長期的に控除を受けたい方にとっては不利な点です。

一時的な出費が大きい

一括払いは100万円以上のまとまった資金が必要なため、家庭の資金計画に影響を与えることがあります。

学資保険を一括払いする年に、他の大きな出費と重なると家計が一時的に苦しくなる可能性もあるため、十分な資金計画が必要です。

学資保険を一括で支払うかどうかは、家庭の資金状況やライフプランに大きく左右されます。

メリット・デメリットをしっかり理解し、自分に合った支払方法を選びましょう。

学資保険を一括払いした!解約するとどうなる?

解約

学資保険を一括払いした後に解約すると、解約返戻金を受け取れます。

しかし、ほとんどの場合、支払った保険料総額よりも解約返戻金は少なくなり元本割れすることが多いです。

返戻金の金額は、契約時期や保険会社によって異なりますが損をする可能性が高いでしょう。

契約時にかかる初期費用や保険会社の手数料が差し引かれているためです。

ただし、契約から年数が経っていれば、返戻金が支払った保険料と同じ程度、あるいはそれ以上になる場合もあります。

特に、満期が近い時期の解約では、解約返戻金が高くなっていることもあるでしょう。

解約を検討する際は、返戻金の金額や税金の取り扱いについて事前に確認しておくことが大切です。

また、保険料の支払いが困難になったからと解約すると、再度学資保険に加入したい場合に保険料が高くなったり健康状態や年齢によっては加入できないこともあります

解約は教育資金の確保に支障をきたす恐れがあるため、慎重に判断することが大切です。

学資保険を一括払いした!被保険者が死亡した場合はどうなる?

学資保険の被保険者(子ども)が死亡すると契約は終了し、保険金が支払われる仕組みになっています。

支払われる金額は「死亡給付金」として、契約内容に基づいて支払われます。

一方、契約者(親)が死亡した場合は、「契約者の死亡」が原因で支払いが継続できなくなるため、月払いや年払いでは「払込免除特約」により、以後の保険料が免除されて契約が継続されます。

しかし、一括払いではすでに全額を支払っているため、この特約は適用されません。

契約者が死亡した場合は影響は少なく、保障はそのまま継続され、満期には予定通り満期保険金が支払われることになります。

契約内容や特約の有無によって対応が異なるため、不安がある場合は保険会社に確認することが重要です。

一括払いと全期前納の違い

支払方法には、保険料を一度に支払う「一括払い」と「全期前納」があります。

どちらも一度に保険料を支払うことに変わりはないですが、この2つには明確な違いがあります。

「一括払い」は、契約時に保険期間全体の保険料をまとめて支払う方法で、保険料の払込もその時点で完了します。

つまり、契約当初にすべての支払いが完了し、その後の支払義務は一切発生しません。

一方で「全期前納」は、保険料をまとめて前払いする形式ですが、契約上は分割払い扱いとなっており、保険料を保険会社に預けている形になります。

保険会社の会計上も「前払い保険料」として扱われるため、解約などが発生した場合は、未経過分の保険料が戻ることがあります。

一括払い全期前納
保険料払い込む預ける
払込免除特約特約は適応されない未経過分の保険料は払い戻しされる
解約時解約返戻金のみ支払われる
保険料の返還はなし
解約返戻金が支払われる
充当されていない保険料は返還される
生命保険料控除1年間のみ毎年

    

学資保険の一括払いが向いている家庭

学資保険の一括払いが向いている家庭の特徴を紹介します。

・お金に余裕がある

・毎月保険料を支払うのが面倒な人

お金に余裕がある

一括払いは、契約時に数十万〜百万円単位の出費が必要になります。

そのため、まとまった資金に余裕がある家庭に向いているでしょう。

貯金の一部を教育資金として固定化し、効率的に運用したいと考えているご家庭には特におすすめです。

一括払いにすることで、返戻率の向上や総支払額の削減といった経済的なメリットを受けられます。

毎月保険料を支払うのが面倒な人

月払いや年払いだと、支払いの手続きや口座管理が面倒に感じる方も少なくありません。

一括払いであれば、契約時に一度支払えばその後は何もする必要がなく、手間が省けます。

また、支払い忘れや口座残高不足によるトラブルも避けられるため、家計管理のシンプル化にもつながるでしょう。

まとめ

学資保険を一括払いすることは返戻率が高くなりメリットと感じられますが、払込免除機能が無効になるなどデメリットもあります。

一括払いを検討する際は、メリットだけでなく注意点も理解しておくと安心でしょう。

各家庭で向いている払込方法は異なるため、ご自身の家計に合った方法を選ぶことが大切です。

本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。保険商品のご検討にあたっては、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり」「約款」などを必ずご覧ください。
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この記事を書いた人

保険相談Times(株式会社インシュアランスブレーン)では、海外旅行保険(留学・ワーホリ・駐在・海外長期渡航など)・火災保険・法人損保に関するお問い合わせを日々多数いただいています。その中で、お客様からのご質問・やり取りの中から「この情報は保険加入前に知っておいた方がいいな」といった内容を記事にまとめて保険の選び方を発信しています。
スタッフの詳細なご紹介:https://hokentimes.com/oversea/staff

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